父が急に高熱を出して入院。原因はオウム?ペット購入時の注意点を専門家が解説
今度は飼い主の具合が悪くなって…
しかし翌日も食べようとはしません。この日も口を開けさせて、餌を流し込んで食べさせました。
その後も、元気のない状況が続き、1週間ほど経つと、今度は飼い主のA子さんの具合が悪くなり始め、寝込みがちになりました。「首のリンパのあたりが腫れて、体がだるくなりました」といいます。
オウム病との関連はわかりませんが、発症までの潜伏期間は1週間ほどといわれますから、鳥から病気がうつって発症した可能性はゼロとはいえません。
今度は父親が高熱を出して寝込んでしまう
A子さんが寝込んだことで、代わりに父親が世話をすることに。相変わらず、インコは自ら餌を食べようとはしないので、口を開けさせて、餌をやりました。そして10日ほどが経った頃、今度は急に父親の具合が悪くなり、高熱を出して寝込み始めます。
折しも、この時は新型コロナウイルス蔓延による緊急事態宣言が出て、不要不急の外出自粛が叫ばれていたころでした。父親はしばらく自宅療養をしていましたが、熱は下がりません。1週間ほど続き、さすがに新型コロナの疑いもあったので、保健所に電話をすると「すぐ医者に診てもらってください」との指示を受けて、病院に。しかしPCR検査の結果は陰性。入院して、医者も色々な薬を投与しましたが、熱が下がりません。
「父はずっと高熱で意識が朦朧とした状態。肺炎がどんどん進行していきました。何度PCR検査をしても陰性で、病気の原因がわからず、もはやお手上げの状況で、命の危険もありました」と、彼女は当時を振り返ります。