日経平均が一時3万円突破。今からでも投資で勝つ基本ルール
値動きを先読みするのが大切
「株式市場というと、超専門家のプロが複雑な計算式で株価の妥当値を計算している、なんて思われているかもしれませんが、過去の高値・安値を初めとした値動きが発するシグナルに従って動いたりするもの。そんなに難しく考える必要はないんです」
確かにビットコインや今の日経平均株価のように、一直線で急上昇している価格を見ると、「いつ何時暴落して大損してしまうか」怖くて初心者は手が出せないかもしれません。
そんなときに、売買の方向性やタイミングを教えてくれるのが、テクニカル分析なのです。極端な話、その会社がどんな会社か、ビットコインがどんな仕組みでできているかをまったく知らなくても、その価格の値動きを検証する「テクニカル分析」さえ知っていれば、株デビューして給料以上の利益を上げることも夢ではないのです。
株価と人間の心理はよく似ている!
「投資とギャンブルは別物ですが、たとえば競馬だって過去の競走馬の実績や距離・芝の状態との相性、オッズ状況などを分析して勝ち馬を探します。将棋の世界にも、居飛車、振り飛車など戦法があります。投資も実はそれと同じ。テクニカル指標という戦略を使って、値動きを先読みしていくことが大切なのです。
といってもそんなに難しく考える必要はありません。たとえば過去の高値・安値を人生に例えると『幸せの絶頂・不幸のどん底』。『人生楽ありゃ苦もあるさ』という言葉もあるように、これまでの幸せの絶頂を超えたら、さらに楽しい人生がぱっと花咲くものなんです」
株デビューしたばかりの初心者に「テクニカル分析」といっても「?」でしょう。しかし、株価の値動きは投資家の心理が投影された感情曲線のようなもので、それは「1日の気分の変化」「1か月の仕事の調子」「1年の人生のバイオリズム」とそんなに変わりません。