既製品とオーダースーツ、結局どっちがいいのか。オシャレに着こなす技術
「足を長く見せる」ためのコツ
「足を長く見せたい」人からは「パンツの丈を長くしたい」という相談もあります。しかし、これは実は逆効果で、裾周りをすっきりさせたほうが足が長く見えることがあります。
パンツのひざ下前にできるしわを「クッション」と呼びますが、この「クッション」は、あっても「1クッション」と言われており、2クッション、3クッションとなると、とても野暮ったく、足が短くみえる原因になります。
また、上着は肩幅で合わせると思っている人もいるかもしれませんが、実は「胸囲」で合わせること、「横を決めて縦を合わせる」が基本です。胸囲が太い人は、胸囲サイズで既製品を選ぶと袖や丈が長くなり“借り物”に見えたりします。
袖はひじのラインを考えて作られているため、袖の長さを詰めすぎるとひじの位置に違和感が出ます。また、ジャケットの着丈を詰めると一番困るのは“ポケットの位置”です。
イギリスとイタリアの様式
1つだけ服の力を借りるとしたら、いつも私は次のようにアドバイスをしています。「がっちり体型やふくよかな人はイタリアのデザインが良いですよ」。
イギリスのデザインは肩パットが入っているなど「かっちり」したものが多くあります。
一方で、イタリアのデザインはやわらかく、肩パットが入っていないものが多く、まるいシルエットになっています。筋肉質の人にはおススメのデザインです。
【イギリススタイル】
【イタリアンスタイル】