広報はバーで知り合った“加工済み”20歳女性。最高の人材が採れる「まちがえない採用」
いつの時代も、就活生のあいだでは大手・有名企業に人気が集まるもの。コロナ禍で、ベンチャー企業はますます厳しい採用状況になっているという話も聞きます。特に立ち上げまもないベンチャー企業では、人事・採用の担当者がいないこともあり、新入社員や若手社員がその役割を任されることもあると思います。
前職ITベンチャー企業で1年間、約70名のエンジニア採用を実現し、現在は株式会社採用モンスターの代表を務める鴛海敬子さんに、前回はビジネスSNS「Wantedly」を駆使した当時の採用エピソードを紹介してもらいました。今回は前後編の体験談の後編をお送りします。
※本稿は『予算ゼロでも最高の人材が採れるまちがえない採用』(フォレスト出版)を一部編集のもと引用しています
熱意だけは誰にも負けない広報担当者の入社
イベント運営しかり、スカウトメールしかり、“社外に情報を届ける”ということの大事さに気づき始めた頃。広報担当者を採用したい! という話になり、広報の採用もすすめることになりました。当初の採用のペルソナはベテランの広報経験者で、片っ端から経験者にあたっていました。
「なかなか会社の雰囲気に合う人いないなぁ……」と思っていたとき、たまたま20歳の女の子とバーで知り合いました。
広報の採用の話はそのときにしなかったのですが、その女の子は私と社長の雰囲気を見て、「この会社面白そう! なにができるかわかんないけどこんな感じで働きたい!」と思ってくれていたようで。結果、この出会いでメイプル初の広報担当者の採用が決まりました。
Wantedlyフィード初バズり!さらに認知度アップ
未経験、社会人3か月目、「とにかくメイプルが好き!」という20歳の女の子がメイプルの広報を担当することになりました。広報担当に入社してもらってから、毎日フィードを書こう! ということで会社のことをとにかくたくさんフィードで発信してもらいました。
そんななか、渾身の思いでつけた「私、可愛くないですか?(加工済み)」というタイトルのフィードがバズり、5000ビュー超えに!“フィードがいつも面白い会社”としても認知度アップにつながりました。