「800円のタン塩すらNG」ケチな20代彼氏に愛想が尽きた瞬間
朝ごはんの会話でついに訪れた限界
そんな中、ついに限界が訪れます。朝ごはんは2人でグラノーラを食べることが多かったのですが、亜矢さんがお金を出して買っていたので、自分にはフルーツ多めで価格も高めのものを、大食いの彼には安めのものを与えていました。ある朝、彼が間違えて高いほうをよそってしまいます。
モリモリ食べているのを見た亜矢さんは「ムカーッ!」としてしまい、別れを決意します。
「普通、彼を好きだったらそんなこと思わないじゃないですか。積もり積もったものがあったからか、そんな無邪気な姿をみても全然可愛いと思えなくて、もう無理だと思いましたね。
しかもその時に奨学金をはじめとした借金が500万円もあるという話題になって、聞いた時はめまいがしました。さらに、その話を聞かされた後に、プロポーズをされたので、肩代わりさせられるんじゃないかと身の危険も感じました」
借金発覚に「別れてください」と決心
その後、「冷めてしまったので別れてください」と亜矢さんから正直に伝え、お別れしたそうです。
海外マジックにかかってしまったことを猛省している亜矢さん。ですが、ニートと付き合ったおかげで、今まで描いていた理想のハードルが下がったことと、得意ではなかった料理のレパートリーが増えたことはプラスだったと、前向きに考えているようです。
旅先での熱愛は、海外との遠距離問題は乗り越えられても、お金問題は乗り越えられなかったようです。むしろコロナで彼の本性が早めに分かって、良かったのかもしれません。
<TEXT/白戸ミフル イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>