「800円のタン塩すらNG」ケチな20代彼氏に愛想が尽きた瞬間
徐々にAさんが疎ましい存在に
もちろんフォロワーなんてすぐに増える訳もなく、収入の見通しは立っていない状態でした。
「それでも、最初のうちは楽しかった時もありました。お金がなくて外食できないから、一緒に料理をしたり、川に遊びに行ったり、今までしなかったことだったので、新鮮でしたね」
しかし、亜矢さんは日々忙しく働いていたので、毎日の料理は難しく、家事のひとつもできないAさんを徐々に疎ましく思っていったといいます。
「さすがにお金は援助していないですが、人が賃料を払っている部屋に住まわせてもらっているのだから、何か手伝いくらいしてくれてもいいのに、何もしないんです! しかも体毛が濃くて不潔。毛や角質が床にこびりついて、Aさんがいるだけで部屋がどんどん汚れていくのは参りましたね」
800円のタン塩をケチる…貧乏な日々
Aさんは料理はするものの、まず過ぎて食べられたものではなく、亜矢さんが料理できない日は、格安チェーン店などで外食をすることもありました。そんなある日、“事件”は起きました。
「近所にカルビ・ハラミが1皿298円の激安焼肉屋があったので、『たまには焼肉食べたいね』と行ったのですが、安いからかカルビ・ハラミは美味しくない。そこで800円のタン塩を頼もうとしたら『高いから自分で払うならいいよ』とストップが入り、心底嫌気がさしましたね」
デートや外食は基本割り勘主義の亜矢さんですが、800円のタン塩すら食べさせてくれない彼にどんどん気持ちが冷めていったようです。さらに悲劇は続きます。
「お互いの誕生日が近かったので、プレゼントの話をすると、『3000円までなら出してあげる』と言われました。3000円でほしいものなんてないし、全然嬉しくなかったですね。私からは、彼がいつもヨレヨレで穴だらけの下着や服を着ているので、それをあげたかったのですが、なんの見返りも期待できない彼に尽くすのもアホらしく思えてきてしまい……」