「超異端」な日本の正社員制度。世界基準での普通の働き方とは
キャリアデザインがますます重要に
日本では年収400万円だけど、海外なら年収2000万円……となれば、国外進出する若者も増えていくはず。なので、今後は優秀な人材を確保するためにもジョブ型へと切り替えざるを得ないのです。
これからの日本は職域を明確に決めた働き方が広がっていき、定期昇給も減っていくと思われます。社内営業でゴマすりをして収入を上げるのではなく、自分の職そのものの価値を高め、給与を上げる必要があります。
超少子高齢化で人口が減る一方の日本が、一定の経済力を維持するにはこのような方向に舵を切るしか選択肢はないということは理解できると思います。一人ひとりのキャリアデザインがますます重要になっていくでしょう。
<TEXT/人材ビジネス経営研究所 代表取締役 山内栄人>