「本当に難しいと思う」女優・吉田志織が20代のうちに叶えたい野望
自転車で盛大にコケて大ピンチも?
――タイトルに含まれている“窮鼠”にかけて。追い詰められた経験、ピンチだった出来事を教えてください。
吉田:子供のころの話ですが、自転車を思いっきり漕いで走っていたら、コケて吹っ飛びました。それで転がった自転車の真上に落ちて、サドルが喉に当たったんです。息ができなくなっちゃって。ヤバイ、ヤバイ!ってなって……でも、なんか治りました。
――え??
吉田:あはは。なんか治っちゃったんです。夕方で周りに誰もいませんでしたし、息ができなくて「いた~い!」ってなったんですけど、なんか普通に起き上がって帰りました。小学校3年生くらいのときです。
お転婆だった子供時代の思い出
――強いんですかね。泣かなかったんですか?
吉田:泣いてましたよ。声は出ないから、涙だけ流してました。私、子供時代かなり活発だったので、自転車は乗らないほうがいいタイプだったんです。下り坂とかも「行ける、行ける~!」って猛スピードでブレーキをかけずに突っ走っちゃうので。
……あ、もっとピンチのときがありました! さらに小さかったときに、買ってもらったばかりの自転車に乗っていて、電柱に正面衝突してカゴを割っちゃったんです。そのとき「お母さんに怒られる!」と。
――お母さんに怒られることがピンチだったわけですね。
吉田:当時、すごく怖かったんです。私が何か悪さをすると、遠くから黙って握りこぶしを見せるんです(苦笑)。なのに、買ってもらった翌日にカゴがパカパカになっちゃって、これは「ヤバイ!」と。窓から見られたらヤバイので、抑えながら帰って自転車置き場にシレっと置いたんですけど、玄関を開けたら、お母さんが立ってて「自転車、どうしたの」って。
――わあ、バレてる!
吉田:でも、普通を装って「何もないよ」と答えたんですけど「いや、何かあったでしょ。一緒に見に行くよ。ウソだったらコレ(ゲンコツ)だからねって。「あ、終わった」と。それで、歩いている途中に「カゴが壊れました」と白状しました(苦笑)。別に実際にゲンコツされてたわけじゃないんですけど。