非難されてもパチンコ屋に通う若者を直撃「ほかに行く場所ない…」
「パチンコ屋以外に行く場所ないです…」
店内のベンチで座るポロシャツ姿の大柄男性に話を聞く。
「正直コロナは怖いですね。僕かなり太ってるので感染したらヤバイかもしれないです…」
それなら、なぜ来店しているのか。
「他に行く場所がないんですよ。ぶっちゃけ依存症ですね。ギャンブル依存。コロナは怖いけど、どうしても我慢できないんです。ちょっと前までは自粛ってことで、どこのホールも閉めてたじゃないですか。そのときは我慢できたんですけど、再開してからタガが外れちゃって……」
今回ホールにいるさまざまな人に声をかけた中で、これと同じように語る人が何人もいた。パチンコ店が閉まっている間は強制的に我慢できていたが、店が開いてしまうと結局、依存症がぶり返してしまい、以前と同じ依存症生活に逆戻りだと言うのだ。
自粛のままが良かった?様々な声
「どうせならずっと緊急事態宣言が出てくれてたら、僕の依存症も治ってたかもしれないんですけどね。自分でもなさけないですよ」
病院で治療を受ける予定は?
「いやいや、今まで家族のススメで何度も通院したんですけど結局無駄でした。そのせいで去年離婚しちゃって独り身ですよ(笑)」
ホール側にすれば営業休止は堪ったもんじゃないだろうが、依存症で悩む人にとっては自粛していたままのほうがよかったかもしれない。