非難されてもパチンコ屋に通う若者を直撃「ほかに行く場所ない…」
「マスクしなくても何も言われない」
続いては大量のアクセサリーを身にまとった茶髪のイケメン男性だ。
「コロナが気になるかって? いやいや、そんなの気にしてたらパチンコ打ってないよ。まあでも、いまのパチンコ屋はいつ感染しても全然オカシクない状況だね」
入店時に店員からの厳しいチェックがあるのでは?
「たしかに自粛があけたころは厳重にチェックしてたよ。体温測定とか。でも最近は結構テキトーだね。マスクだって入店するときだけ着けておけば、パチンコを打ってる最中は外してても店員は何も言ってこないし。あくまで俺の通ってるホールに限ったことだけど、店側も客側も警戒心は薄くなってるね」
たしかに、飲食店でマスクをはずしてしゃべりながら食事するよりは、パチンコ台に向かうほうが飛沫感染リスクは低いかもしれないが…感染のリスクについてはどう思っている?
「それに感染しても重症化しない(笑)」
「俺は若いから感染しても重症化しないよ。まあ、万が一、感染してもわざわざパチンコ屋に行ってました、なんて保健所にも報告しないでしょ。別に罰則があるわけじゃないんだし」
たしかに彼の言う通り保健所からの聞き取りはあくまで任意である。たとえ虚偽の報告をしても罰則はないのが現状だ。しかし、良心は痛まないのだろうか。
「良心なんてあったら、そもそも今の時期にギャンブルなんかやんないよ(笑)」
緊急事態宣言の解除から数か月。警戒を強めていた時期に比べて、パチンコ店も感染リスクは上がっているのかもしれない。