オンラインで「有名店のキャバ嬢」3人と話した感想…結局オトク感は?
「キャバクラデビュー」には最適?
OnCabaに参加してみて、まず感じたことは「キャバ嬢と気軽に話せること」だ。いきなりキャバクラ店に足を運ぶのはハードルが高い。でも、オンラインならコスパよく会話を楽しめる。
また、今のところ女性の指名ができず、フリーのみであるため、親しくなる前に交代となってしまうのがデメリットだろう。OnCabaサービスを始めた理由や今後の展開について、プリンスグループにて次長を務める小林重幸氏に話を聞いた。
「現在は横浜SEASIDE・RedShoes・SUITEの3店舗に所属するキャストの中から選ぶことができます。業界最大手としてグループでやっているからこそ、キャスト(キャバ嬢)が多いですし、キャストの数と質には自信があります」
プリンスグループも、3月までは普通に営業できていたが、4月は完全休業に追いやられていたという。
「5月のGW明けから徐々に営業を再開していきましたが、お客様の来店は平常時に比べて少なくなっています。6月はいつもの6~7割にお客が戻ってきましたが、都内での感染者数が再び増加していることからも、予断は許さない状況ですね」
夜の街を「名指し」で叩くのはやめて
小池百合子都知事は新型コロナの感染拡大について「接待を伴う“夜の街”関連が多い」ことを強調し、都民に自粛を呼びかけている。これに対し、当事者の一人である小林氏は「夜の街というだけで、感染の温床と強調するのはおかしい」と反論。
「夜の街での感染は確かに増えているかもしれません。それでも、“夜の街以外での感染場所や経路”にも目を向けていただきたい。緊急事態宣言が解除され、人の流れが平常の頃に戻ってきている以上、夜の街を名指しするような言及は良くないと思う。もしかしたら私生活や寮での生活で感染した可能性だってあるわけですよね」
キャバクラ業界も世間の目が厳しいので、キャストの体温測定や消毒の徹底、ソーシャル・ディスタンスを意識した座席の配置など、感染者を出さないように対策は十分行っている。
「従業員も生活があるわけで、働く場所を提供しないといけない。最大限努力できることを行い、感染者を出さないようにするしかない」