平凡な自分にイラつく…「ゲイの精神科医」が若者に贈るアドバイス
ふとした時に悩みを抱えて、専門家にアドバイスをもらいたくなったこと一度はあるのではないでしょうか。
すべての悩みが吹き飛ぶようなタメになるつぶやきが話題を呼び、フォロワー数16万を誇るTwitterアカウント・ゲイの精神科医Tomy(@PdoctorTomy)さん。
今回、そのつぶやきが『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉>』(ダイヤモンド社)として書籍化されました。本業である精神科医の傍ら、あくまでも匿名で情報発信を続けてきたTomyさんに悩める社会人の悩み相談に乗ってもらいます。
Q. 職場での頑張り方が分からない
■ 23歳・女性・デザイナー ■
「専門学校を経て、今はデザイン会社で働いています。夢だったデザイナーへの一歩を進めたのはいいですが、会社には新人教育などという制度もなく、『目で盗め』と言わんばかりの雰囲気です。念願だった一流のデザイナーを目指して頑張りたいところなのですが、『どう頑張れば良いか』が分からない状態です」
A. とにかく足掻いてみなさい
Tomy:しっかりした教育制度がある職場って、実はすごく稀なのよね。社会で学ぶことって、周りが手取り足取り教えてくれるものでもなくて、現場で経験して覚えることのほうが圧倒的に多いわ。
何でも教えてくれるような先輩と出会えたとしても、その人にも自分の仕事があるからアナタにだけ丁寧に教えてくれるとは限らない。だから、何でもかんでもわからないじゃなくて、自分なりに仕事の覚え方とか、教わるにしても人への聞き方とか、まずは自分なりに工夫してやれるだけのことをやってみることが大切よ。
どうしても分らなかったら、どんなに怒鳴られてでも、できるようになるまで聞きまくってやるくらいの勢いでやらないと。足掻いたほうが結果的に自分の力として身につくのよ。
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