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元AV女優と底辺キャバ嬢が語る、オンナの価値:鈴木涼美×カワノアユミ対談

コラム

「貯金なんて意味がない」(鈴木)

鈴木涼美、カワノアユミ

「将来のためと思ってしていた資格の勉強なんて何にも使っていない」(鈴木)

鈴木:将来設計なんていう言葉は、私はあまり好きではないですねって漠然としていていいんですよ。時代は変わるし、いつ地震が起こったり、北朝鮮から核ミサイルが飛んでくるかわからない。

 もっと言えば、将来の自分が何を魅力的だと思うか、何を望み何を幸せと思うか、だってわからないじゃないですか。20代のときは、30代になったことはないんだから。それなのに将来に備えて今やりたいことを我慢して保守的になる必要はないんじゃないかな。

カワノ:初めて香港のキャバクラで働いたのが2001年なんですけど、そのとき若いころはパスポートさえあれば、どこに行っても働けるなって実感しました。

鈴木:とりわけ若い女のコは存在してるだけでチヤホヤされるんだから、今しかできないことしたり、若さを武器にして楽しんでいいと思いますよ。私はいろいろ将来ネックになりそうな遊びもたくさんしたけれど、それが回り回って役に立ったりネタになったり。

 逆に、将来のためと思ってしていた資格の勉強なんて何にも使っていないですね。何が必要になるかなんてわからないんだから、貯金なんて意味がないと思ってしまいますね。

「みんな何食わぬ顔で結婚してます」(カワノ)

鈴木涼美、カワノアユミ

「涼美さんはスゴい組み合わせのブランディング」(カワノ)

鈴木:そもそも「オンナの価値」ってどう考えても若いときのほうが高いんですよ。25~26歳までは若い女のコって立ち位置で、何を言っても聞いてもらえて、チヤホヤされる。

 でもそれ以降は付加価値つけてブランディングしないと、見向きもされない。若いコに対してコンプレックスを持つババアになっちゃう。

カワノ:涼美さんは「慶応」×「AV女優」×「日経新聞記者」ってすごい組み合わせのブランディングですよね。

鈴木:私はブランド好きが高じて良い大学良い会社に入り、夜の世界でもどうせならビッグなことしちゃえ、となっていたので、25~26歳の期間に「若い女のコ」を楽しみつつ、その後を生き抜くためのブランドを手に入れる期間にたまたまなっていた。それが今の仕事においても資本になっていることは否めません。

 もちろん、「今を生きる」って結構忙しいし、夢中になるから、そんなことしている暇はないって思われるダロウけど。若い女って、本当に存在しているだけでちやほやされて楽しいじゃないですか。これ以上、価値を上げなきゃいけないなんて思い至らないじゃないですか。

底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる

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やる気ゼロ、貯金ゼロ、計画性ゼロ。ポンコツキャバ嬢による、タイ、香港、シンガポール、カンボジア、ベトナムの日本人向けキャバクラ潜入就職&アジア夜遊び放浪記。

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