『5時に夢中!』で注目の”関西弁ロシア人”は何者?本人に直撃
モヤモヤすることの裏側にある「理由」
――会社員時代はどんなお仕事を?
小原:資料作ったり、計算したり、事務の仕事をしていました。2019年の7月まで働いていました。会社の雰囲気がすごくオープンだったので、会社の中で「俺、ゲイだよ」とか普通に言っていましたね。その環境で働いていたからこそ、周りにゲイって言ってもいいんだって思えるようにもなりました。
――日本の会社の慣習にモヤモヤすることはありましたか?
小原:ありましたよ。例えば“無意味な朝礼”。でもその意味を色々調べたら、とある会社が社員を遅刻しづらくするために作ったらしいんですよ。それを聞くと、まあ納得もしますけど、社員にとってはメリットないですからね。
――気になったことはご自身できちんと調べるんですね。
小原:調べますね! 理不尽だと思うことにも何か理由があって、それを知ると納得できるんですよね。悪い面の裏には良い面があるから。
例えば今後、日本に来る外国人が増えて、日本の風習などを理解できない人に対して、「何故」っていう理由の部分を説明できると、もっといい社会になるんじゃないかなって思います。日本人はプレゼンが苦手だけど、国際社会では、“きちんと理由を説明する”ということがこれから大切になっていくはず。
僕自身も今タレント活動をしている中で、日本の「何故」の部分をもっと発信していけたらと思っています。
<取材・文/菱山恵巳子 撮影/加藤岳>