飲食店が頭を抱える「無断キャンセル」最も多い理由は“とりあえず”
宴会シーズンにもなれば、街の飲食店はかき入れ時を迎えて大忙し。しかし、昨今問題になっているのが「予約の無断キャンセル」です。
そこで今回は、飲食店に予約・顧客管理システムの開発・提供等を行う株式会社TableCheckが20~60代の男女1112名を対象に実施した「飲食店の無断キャンセルに関する消費者意識調査」についてご紹介します。
最も多かったのは“とりあえず”予約で66.6%
お店を困らせる「無断キャンセル」はなぜ発生するのでしょうか。「無断キャンセルをした理由に該当するものをすべてお選びください」という質問に対してトップに挙がったのは「とりあえず場所を確保するために予約」で34.1%、次いで「人気店なのでとりあえず予約」32.5%となりました。
この結果から、“とりあえず”という軽い気持ちで予約したケースは、無断キャンセルもさほど罪悪感を持つことなく行ってしまう背景が見えてきます。
なお“とりあえず”予約から無断キャンセルへの連鎖を防ぐため、飲食店側では「デポジット制」「クレジットカードの情報入力をしてもらう」といった回避策を利用する店舗も増えているようです。
グルメサイト経由の予約も過半数を占めた
「無断キャンセルをした際に利用していた予約手段をすべてお選びください」という質問に対して、過半数の50.8%を占めたのは、20~30代の利用者が多い「グルメサイト予約」でした。
お店と交渉したり、コミュニケーションを取ったりする必要もなく、必要項目を入力するだけで予約ができてしまう「グルメサイト」。確かに便利で効率もよいため人気が高いのも頷けます。ただし、手軽な分、軽い気持ちで無断キャンセルをしてしまう人も多いのかもしれませんね。
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