ファミマ、希望退職を募集。「給与に満足」の声も職場環境は…
ボーナスが働くモチベーションに
給与についてはどうだろうか。
「1年目社員もボーナスがもらえるのは良い。1年目でも、給与から貯蓄に回すことも可能。店長になると店長手当てが付く。SVも同様に、手当てがつく」(店長/20代前半女性/正社員/年収250万円 /新卒入社/3年未満/2019年度に関する口コミ)
ここで述べられているSVとはスーパーバイザーという、加盟店を支援する経営コンサルタントのことを指す。収入面で余裕があることは、特に若手にとっては、働く大きなモチベーションになるのではないだろうか。
最後に今回の希望退職者の募集や各種構造改革などの経営方針に関わる口コミを紹介したい。現場からの声は必ずしもポジティブではないものもあるようだ。
「株主の親会社からくるお偉いさんが社長になるのが慣例である。本来なら叩き上げが社長になるのが望ましいはず。親会社が社内事情をどこまで知っているか、役員がどの様に伝えているか、自分たち社員には分からない状況」(代理店営業 40代後半男性/正社員/年収530万円/中途入社/3年~10年未満/2016年度に関する口コミ)
現在の澤田貴司社長は、伊藤忠商事やファーストリテイリング(ユニクロ運営会社)を経て社長となり、前社長も伊藤忠商事出身だった。
生活に密着した存在となっているコンビニであるが、現場には悲喜こもごも様々な声がある。ファミリーマートが進める構造改革で、コンビニ業界全体がより働きやすい環境に進んでいくことを願いたい。
<TEXT/菅谷圭祐 データ/キャリコネ(運営:グローバルウェイ)>