女ひとり、ワニを食す。大阪のディープすぎる「味園ビル」探訪記
国内からだけでなく、今では海外からの旅行客もたくさん訪れる大阪。有名なユニバーサル・スタジオ・ジャパンや通天閣はもちろんですが、実はあまり知られていないディープなお店もたくさんあります。
そこで、観光客があまり行かない、大阪の“ディープな魅力”が詰まったスポットを紹介します。
裏なんばエリアのレトロ建築「味園ビル」
今回、お邪魔したのは大阪・難波駅~日本橋駅の間。数年ほど前から「裏なんば」と呼ばれる個人経営の小さい飲み屋などが軒を連ねるエリアです。そんな裏なんばのヘソともいわれるのが、なんば千日前通りから堺筋通りの筋にドーンとそびえたつ「味園(みその)ビル」。
バブル期にはスナックやキャバレーが入り多くの人で賑わっていたビルですが、今では個性的なバーや飲食店が多く、昭和レトロな雰囲気が、サブカルチャー好きを中心に人気を集めています。
国産ジビエが楽しめる「なんば赤狼」
まずお邪魔したのは味園ビル2階に上がってすぐ手前にある、真っ赤なドアと鹿のオブジェがインパクト大な「なんば赤狼」。国産ジビエ料理の専門店で、メニューは鹿、イノシシ、ダチョウ、カンガルーなどレアなお肉がたくさん! 日によって品切れになるお肉もあるので予約するのがオススメです。
注文したのは「エゾ鹿肉のステーキ」「ダチョウのもも肉ステーキ」「クロコダイル ワニの足まるごと1本フライ」。エゾ鹿肉は牛肉の赤身のような味で食べやすく噛みごたえがあります。ダチョウもも肉は脂身が少なくさっぱりした味わい。歯ごたえはあるけれど柔らかいので、食べやすいのが特徴的です。
そして見た目のインパクトがスゴいクロコダイル。実はこれが1番、私好み! 味はサッパリしていて鶏肉に近いのですが、皮と皮付近の肉がとにかく柔らかくて美味しい。骨以外、きれいさっぱり食べ尽くしちゃいました。
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