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「35年住宅ローン」にビビっている若者に教えたい“リスクの話”

コラム

 マンションブロガーの、のらえもんです。20代の若者のブログやSNSを見ると、

「無邪気にマンションの購入なんてできない。35年後どころか、10年後の自分がどうなってるかなんてわからないのに、住宅ローンを抱えるなんて……」

 という意見をよく見ます。

家

※画像はイメージです(以下、同じ)

 この原稿を読んでいるあなたもそう思っていませんか? 思っているあなたは賢い! 賢い人はリスクを嫌います。一生賃貸に住みましょう。

リスクを避ける人生はつまらない

 でも、ですね。リスクを避け続ける人生だけではつまらなくないですか?「結婚もリスク」「子ども持つのもリスク」「消費もリスク」と縮こまって生きていたら、あなたの人生はきっと何も変わらないし、何も起こらないまま終わってしまう。

 時間は有限です。リスクを計って、それに見合うリターンが得られるなら行動をしてもいいはずなのです。

 さて、長い前置きは置いといて。

住宅ローン破綻率はどのくらい?

悩む

 実際、住宅ローン破綻率、つまり「住宅ローンを抱えたけど払えなくなる確率」はどれくらいか、知っていますか?

 民間の銀行で住宅ローン破綻のデータを公開しているところはありませんが、「フラット35」を提供している住宅金融支援機構が参考となるデータを開示しています。

 平成29年度の「買取債権」つまりフラット35において、「破綻先債権」「延滞債権」「3か月以上延滞債権」の合計で、総貸出残高に対する割合は0.43%でした。

 買取債権は2007年から始まっていますから、ここ12年以内で借りた人で、平成29年で払えなくなった、もしくは延滞した人はこの程度、と言えます。3か月以上延滞からの復帰もありますから、実際はもう少し低く見積もってもいいでしょう。

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