帰省時の親戚トークにウンザリ。地元国立大→公務員がそんなに偉いのか
世間話からいつの間にか営業トークに
「たくさんいる親戚の職種は当然多種多様です。なかでも厄介なのがカーディーラー、家電量販店の販売員といった職種の親戚。世間話から『そろそろ自分の車は買わないのか』『4Kのテレビは良いぞ』のように、いつの間にやら営業トークに移行していることも少なくありません」
さすがにお金が関わる問題なので、他の話題のように生返事でごまかすのではなく、はっきりと断るようにしているといいます。
「ちなみに祖父は、生保レディのいとこにノルマがどうしても達成できないと泣きつかれて、高額な生命保険に加入してあげたそうです。この話を聞いて、祖父が親戚に慕われる理由がわかりました」
地元に戻ってきてもらいたい祖父母
最近では帰郷するたびに祖父母に「この家を譲る」や「近所にお見合いしてほしい女性がいる」など、熱烈な勧誘を受ける高野さん。
「確かに広い庭付きの家に住むのは魅力的ですが、いざそうなったら、果たしてうまくやっていけるのか。初孫ということもあり、幼少期から非常に可愛がってもらったので無下にもできず、生返事でごまかしてしまっていますね……」
近い将来決断を迫られるであろう高野さんですが、一癖も二癖もある親戚達を上手くいなせるようになったら、それもまたひとつのスキルとして、仕事に活かせるようになっているかもしれません。
― 特集・ウザすぎる親戚たち ―
<取材・文/蒲須坂正男 イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>
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