24歳「見知らぬ男女の猥談を集めたい」男が見つけた新ビジネス
――猥談メルマガの読者の反応はどうですか?
佐伯:「ムラムラしてヌきました」という感想だけではなく、「ビッチになって、もっと性を楽しみたいけれど、世間体を気にして、それができない自分がいて、後悔している」という相談をもらったことがあったんです。
その人には『アップル写真館』というエロ雑誌を紹介しました。そこには60代でハメ撮りをしているカップルが掲載されていたりするんです。
――スゴい人たちですね……(苦笑)
佐伯:そういう人たちは長年、ハメ撮りをしてきたわけではないと僕は思っていて、欲求のコップの大きさも、その水の溜まり方も、人それぞれ。コップが溢れたら、きっと気付いたら自分の欲望に沿って、めちゃめちゃエロいことをするはず。
「もっと性を楽しめば良かった」と思ったとき、「きっと未来の自分はめちゃめちゃエロい」と考えてみてほしい! こんなふうに、猥談メルマガのお悩みコーナーでは、真剣に相談に回答していたりします。
――今年はイベントにも力を入れていくんですよね。
佐伯:今、ヌード写真家の人と一緒に新宿で「ひょっとこヌード写真展」を開催しています。
挫折と復活を繰り返して、たどり着いた「天職」
――ひょっとこヌード写真展?
佐伯:ひょっとこや天狗のお面をつけた女性のヌード写真展「女体縁日」です。モデルは素人の女性の方、数人にお願いしました。
実は、これがすごくアゲなんですよ。自分の顔が見えない分、羞恥心などがあまりなく、体が美しくみえるようポーズをとってくれて。顔は見えないけれど、女性もノリノリなのですごくエロい。楽しい展示になっているので、ぜひ来てほしいです!
――そもそも、なぜエロデューサーという仕事を始めたのですか?
佐伯:エロいコンテンツといえば、AVだけど、エロくて面白いものってあんまりない。それはAVにとって、「ヌける」ことが大切だから。
だから、「エロいし怖い」とか「エロくて楽しい」、「エロくて泣ける」とか「エロくてせつない」っていうコンテンツはあまりないのだと思います。
僕自身、もっとエロくて面白いコンテンツがあったら人生が楽しくなると思ったので、だからこそエロくてエンタメ性のあるものを世の中に生み出したいと感じました。