<漫画>「サイゼリヤでひとり飲み」を今さらやってみたら、居心地の良さにヤラレタ話
居酒屋にはない、サイゼリヤの“生活感”
そして、今回初めてサイゼリヤでひとり飲みをしていて気付いたことがあります。
オフィス街か住宅街かというサイゼリヤの立地にもよると思いますが、私が行った住宅街の店舗はお客さんが家族で来ていたり、部屋着の女性がひとりで動画を見ていたり、地元の友人同士で来ていたりと、普段の居酒屋では感じないような“生活感”があったのです。
「ほら、こぼさないの」「昔あんなことしたよな」なんて会話が聞こえてきたり、疲れ切ったサラリーマンの大きなため息が聞こえてきたり、さまざまな生活を垣間見ることができます。
何か失敗したときや上手くいかなかったときは、「自分は不幸だ」「ダメなやつだ」と思って視点が狭くなりがちです。しかし、そんなときは幅広い層の「生活」を感じてみてください。悩んでいるのは自分だけではない。それぞれの世代でそれぞれの悩みがあり、その中でみんな幸せを見出しながら一生懸命に暮らしているのです。そう思うと、仕事で疲れていた私も少しだけ気持ちが軽くなったような、そんな気がしました。
さぁ、みなさんも最寄りのサイゼリヤで飲みたくなりませんか? 何気なく歩いていたいつもの道で、サイゼリヤは今日も営業しているはずです。
皆さんも自分なりのサイゼリヤの楽しみ方を見つけてみてはいかがでしょう。
<取材・文・漫画/zzz(ズズズ)@zzz_illust>