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アジアの日本人キャバ嬢が見た、残念すぎる駐在員。値切り交渉、妻が不倫…

学び

香港のキャバクラで値切る日本人ビジネスマン

香港の日本人キャバクラ(提供/筆者)

 また、駐在員ではありませんが、こんな話もあるようです。

「香港のキャバクラで働いているとき、現地で起業した自営業のお客さんがよく来ていましたが、かなり面倒臭くて、お金がないのか、常に値切ってこようとするんです。1時間350HKD(約5000円)と決して高くはないのですが、そこからボトル代を値切ろうとしたりと、とにかくケチ。

 女の子が足りなくて、客の人数分つかなかったときも『安くしろ!』と言われて揉めたこともあります。香港では日本人キャバクラの料金はかなり安いほうなので、それ以外で飲むときも値切っているのかと思うと、同じ日本人として恥ずかしくなります……」(香港キャバクラ嬢・Nさん)

 2018年度の世界生計費調査で「世界一物価が高い国」と発表された香港。私が働いていたときも、キャバクラの寮費は3LDKをシェアして月7000HKD(約10万円)を払っていました。また食費も高く、一食の平均は約3000円ほど。

 キャバクラに飲みに来ていた日本ビジネスマンで単身で来ている駐在員は余裕がありそうでしたが、家族連れや現地採用の人たちは大変だそうです。

 海外で残念な行為を起こすと、日本人同士の間ですぐに噂が広まってしまうことも。羽目を外しすぎる前に、冷静になって一度考えてみることが賢明です。

<取材・文/カワノアユミ>

東京都出身。20代を歌舞伎町で過ごす、元キャバ嬢ライター。裏モノ・夜ネタを主に執筆。アジアの日本人キャバクラに潜入就職した著書『底辺キャバ嬢、アジアでナンバー1になる』(イーストプレス)が発売中。Twitter:@ayumikawano

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