副業で月10万稼ぐ、26歳OL「他人には言えない」自宅の活用術とは?
次第にネガティブ案件にも抵抗がなくなり……
テレビなどで自分の部屋が映ることに抵抗はなかったのでしょうか?
「始めはもちろんありましたが、家賃の大半をまかなえるようになってくるうちに、感覚がどんどんマヒしました。より多くのオファーをもらえるように、アダルトな内容の撮影や、ネガティブ案件可にしたり……。もちろん、間違いなく反対されるので、親や友人には話していません」
撮影によっては、イメージ通りの空間を作るため、部屋のレイアウトを変更することもあるといます。
「原状復帰が前提で貸しているのに、家具の位置が大幅にズレていたことはあります。ちょっと嫌だなと思ってクレームの電話を入れたら、お詫びと手紙と一緒に5千円札が入っていて、すぐに許しました(笑)」
近隣からクレームが来たことも
ただ、「今のマンションは2軒目」だと言います。トラブルに巻き込まれたのでしょうか?
「撮影隊が頻繁に出入りする様子を見た、前のマンションの住人から管理会社にクレームが入ってしまったんです。気まずくて引っ越しましたが、すごく反省してます。今の物件は、なるべく壁が厚くて生活音が周囲に聞こえにくいことを重視しています。その甲斐あって、まだ1度も指摘されたことはないです。ただ、一生続けられる副業ではないので、いつか折り合いをつけなきゃいけませんよね……」
「『同棲しよう』って言ってくれる彼氏がいれば、すぐにでもついていくんですが」と語る美紀さん。
とはいえ、見知らぬ人が家に出入りすることへの抵抗感がある人も多いかもしれません。
さらに、賃貸の場合は本来、特別な契約を交わさない限り、大家や管理会社に許可取りが必要です。さもないと、近隣と気まずい関係になったり、退去を命じられてしまうことも……。興味を持った方は、事前に確認することをおすすめします。
<取材・文/蒲須坂正男 イラスト/小池祐子(@ikeko322)>