自分が寄付できる限度額を把握しよう

　ふるさと納税で2000円で返礼品をもらうには自分の限度額内で寄付することが必要となります。

　限度額は今年の年収や家族構成で決まります。その限度額内での寄付であれば、実質2000円で返礼品をもらうことができるのです。注意点としては、ここで使用する自分の年収は今年（2019年）のものになるので、現状だと概算になることです。

　会社員であれば、なんとなく自分の年収がわかると思いますが、自営業者や、転職をして今年の年収がはっきりわからない人は注意してくださいね。なんとなく上限きっちりに寄付したつもりが、オーバーしていて、2000円を引いた寄附金額が全て減税されないことになりかねません。

　今回のH.I.S.旅行券がもらえる返礼品は、寄付金額3万3400～100万円までなので、限度額内であれば2000円で旅行に行くことも可能です。

自分の年収と寄付上限額についてはこちらの図表でチェックを（ふるさと納税ナビより）

　もっと詳しく知りたい方はふるさと納税ポータルサイトから簡単に計算できるシミュレーションも提供されているのでおすすめです。ちなみに、ふるさとチョイスでは「控除限度額計算シミュレーション」があります。

旅行券が見逃せないもうひとつの理由

　2019年3月現在、佐賀県みやき町から提供されているH.I.S.旅行券の還元率は30%です。ここにおける還元率は、返礼品の金額を寄付金額で割ったものです。これは「寄付金額に対して自治体からの返礼品は何円くらいの価値があるのか」を測る指標です。

　今回の返礼品では10万円の寄付で3万円分のH.I.S.旅行券がもらえるので、3万円÷10万円=30%の還元率ということになります。現在総務省からは「還元率を30%に抑えるように」という通達が全国の自治体になされていて、今後、還元率30%を超えている返礼品は稀少になりつつあります。

　H.I.S.旅行券もなくなり次第、終了してしまいます。気になる方はお早めに申し込むことをおすすめします。また、ふるなびでは2%、ふるさとプレミアムでは3%分のamazonギフト券プレゼントをしているため、こちらを併せて利用すると、さらにお得感がアップしますよ。

＜TEXT／内田綾子（ふるさと納税ナビ編集長）＞