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クロマニヨンズ『3年A組』主題歌だけじゃない、平成ドラマの名曲6選

コラム

 最終回を目前に控え、ますます盛り上がっているドラマ『3年A組ー今から皆さんは、人質ですー』(日テレ系)。波乱の展開に、視聴者からは「全く予想できない」といった声が上がっています。

3年A組

※画像は公式サイトより

 さて、今期ナンバー1の呼び声も高い『3年A組』ですが、そのこだわりはザ・クロマニヨンズの主題歌「生きる」からもうかがえます。ドラマ制作陣からのオファーで実現したそうで、主演の菅田将暉(26)も彼らの大ファン。明確なメッセージを伝えようという熱意に頭が下がりますよね。

 というわけで、数々の名作ドラマが生まれた平成。ストーリーとバッチリ合った、ただのタイアップではない主題歌をいくつか振り返ってみたいと思います。

①『GTO』「POISON~言いたいことも言えないこんな世の中は~」(反町隆史)

反町隆史

反町隆史『ゴールデン☆ベスト』

『3年A組』のヒットでも証明されたように、熱血教師が学園を再生していくストーリーは、いつの時代もウケるもの。そこでもうひとつ思い出すのが、『GTO』。1998年7~9月にフジテレビ系で放送され、平均視聴率28.5%、最終回には最高視聴率35.7%を叩き出した大ヒットドラマです。

 主演の反町隆史(45)が歌う主題歌「POISON」も、同様に強いインパクトを残しました。「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ」から、一呼吸おいての「POISON」は破壊力抜群。理屈を超えた説得力をドラマにもたらしました。

②『愛していると言ってくれ』「LOVE LOVE LOVE」(DREAMS COME TRUE)

 1995年7月~9月にTBS系で放送され、最終回には最高視聴率28.1%を記録しました『愛していると言ってくれ』。

 豊川悦司(56)演じる聴覚障害者の画家と、常盤貴子(46)演じる女優の卵との恋愛を描いたドラマ。2人の手話でのやり取りと、「すごくすごく好きなことただ伝えたいだけなのに ルルルルル うまく言えないんだろう…」(詞・吉田美和)というフレーズが、見事にハマっていました。

 曲自体は、往年の洋楽ヒット曲「落葉のコンチェルト」(アルバート・ハモンド 1973年)にそっくりだと言われているようですが、ここはドラマとの合わせ技で、見事な本歌取りってことにしませんか?

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