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億万長者に学ぶ、自分の目標を達成するための手法。過去の名著に学ぶ

学び

 ビジネスにおいて「成功」を収めるためにはどうしたらいいのでしょうか? 成功を収めるための「コツ」とは何か、どうすれば成功できるのか。

談笑をするビジネスマンとビジネスウーマン

※画像はイメージです(以下同じ)

 さまざまな文献や統計データを調べ、そこにある成功理論や手法をひとつひとつ分析、実際に自分で試してみて検証した1冊が『やってみてわかった 成功法則完全実践ガイド』(高田晋一/ディスカヴァー・トゥエンティワン)です。

 今回は自己啓発書で取り上げられる最も主要なテーマのひとつ「目標達成」。これについて過去の文献で提唱されている「長期的な目標を達成する」ための手法を紹介します(以下、著者了承のもと引用)。

「目標達成のゴールデンルール」

 さまざまな文献を調べると「目標達成手法」は主に次のような項目から成り立っていることがわかります。

1.心から達成したい目標を立て、達成のメリットを認識する
2.達成期限つきの、具体的な目標を立てる
3.目標達成を阻む障害を確認し、乗り越える戦略を立てる
4.段階的で、達成可能な目標に落とし込む
5.行動するきっかけを決めて実行し、達成状況を管理する

「人生の目標を定める際の5つのルール」

 はじめに、『あなたはいまの自分と握手できるか』(アンソニー・ロビンズ/三笠書房)に出てくる「人生の目標を定める際の5つのルール」を見ていきましょう。

 本書は成功への強い信念を持ち、アクティブに行動を起こすことを力強く説いた1冊です。本書の著者、アンソニー・ロビンズは、世界ナンバーワン・カリスマコーチとして活躍しており、世界5000万人以上に多大な影響を与えていると言われています。

「人生の目標を定める際の5つのルール」は「①前向きで建設的な目標を立てる」「②目標は出来る限り具体的な形で述べる」「③目標を達成したら自分はどう変わるのかを描く」「④自力で達成できるものを目標とする」「⑤周りの人々にも恩恵をもたらすものを目標として設定する」です。

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■「人生の目標を定める際の5つのルール」概要

 ① 前向きで建設的な目標を立てる。「何をしたくないか」ではなく、「何をしたいか」をはっきりさせる。
 ② 目標は出来る限り具体的な形で述べる。また、必ず目標達成への期日や期限を定める。
 ③ 目標を達成したら自分はどう変わるのかを具体的なイメージとして描いておく
 ④ 自力で達成できるものを目標とする。自分が幸福になるのに他人を頼ってはいけない。
 ⑤ 自分自身はもとより、周りの人々にも恩恵をもたらすようなものを目標として設定する。
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 先に見た「目標達成のゴールデンルール」のうち、「心から達成したい有意義な目標を立てて、達成のメリットを認識する(イメージする)」「達成期限つきの、具体的な目標を立てる」「(自力で)達成可能な目標を立てる」という3つが含まれています。

 具体例をいくつか見ていきましょう。

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