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びっくりドンキーの本気がすごい!原材料やコーヒー・ビールへのこだわりを現地取材【後編】

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びっくりドンキーの本気がすごい!原材料やコーヒー・ビールへのこだわりを現地取材【後編】

前編で「え、びっくりドンキーってここまでやってたの……」と驚いた方、ご安心ください。まだまだあります。びっくりドンキーを運営する株式会社アレフ主催のプレスツアーでは、さらに北海道にあるビール工場やコーヒー焙煎工場、そして体験型エコビレッジ「えこりん村」にお邪魔してきたんですが、出てくる話がいちいち熱い。単なるファミレスとあなどれない、本気の職人魂を見てきました。

前編はこちら👇
びっくりドンキーの本気がすごい!季節限定メニューやアレルギー対応へのこだわりを現地取材【前編】

小樽のビール工場でクラフト魂に酔いしれる

小樽ビールの銭函醸造所

訪れたのは、小樽市にある小樽ビールの銭函醸造所。びっくりドンキーで提供されるビールは、ここでつくられています。

小樽ビール、左からピルスナー、ドンケル、ヴァイス(小樽倉庫No.1で飲めます)
小樽ビール、左からピルスナー、ドンケル、ヴァイス(小樽倉庫No.1で飲めます)

クラフトビール好きはぜひ聞いてほしい! びっくりドンキーのビールは、水・麦芽・ホップ・酵母の4つだけでつくられる「ドイツビール純粋令」準拠のガチ仕様。原材料を厳選、手間ヒマ惜しまない系のビールなんです。

ドンキーハウスビール<樽生>
ドンキーハウスビール<樽生>

「ドンキーハウスビール<樽生>」のほか、店舗限定の「北の星流」や、夏はレモンの効いた爽やか系の「シャンディレモン」といった季節限定のお酒もつくっています。

小樽ビールの銭函醸造所は予約すれば見学可能
小樽ビールの銭函醸造所は予約すれば見学可能

さらに注目すべきは、ノンアルコール版まで自社で開発・醸造している点。飲めない人にも同じ味わいを楽しんでほしいっていう、やさしさ設計。これはもうファミレスじゃなくて、クラフトビールレストランなのでは……?

ビアパブ「小樽倉庫No.1」

なお、小樽運河沿いにはビアパブ「小樽倉庫No.1」があり、店内中央で稼働する仕込み釜で作ったできたての小樽ビールが楽しめるんです!

ビアパブ「小樽倉庫No.1」の見学コース

まさに醸造所の中にあるレストランなんですが、ちょっとした見学コースもありますよ。

ビアパブ「小樽倉庫No.1」の隣はびっくりドンキー小樽運河店

隣はびっくりドンキーの小樽運河店なので、小樽を訪れた際には、はしごするのもおすすめ!

びっくりドンキーのコーヒー、実は沼です

びっくりドンキーのホットコーヒーとアイスコーヒー

ハンバーグのお供として人気なのがコーヒー。びっくりドンキーの店頭では「ブレンド」と「シングルオリジン」の2種類が選べて、アイスも両方あるというこだわりっぷり。これ、カフェでもなかなか見ない充実度です。

びっくりドンキーのコーヒー豆

実はそんなコーヒーも、自社の焙煎工場で超丁寧に作られてるって知ってました?

びっくりドンキーのコーヒー焙煎工場

しかも豆の買い付けは、なんと工場長がインドネシアなどの現地に出向いて、農園で直接交渉してくるという本気スタイル。

びっくりドンキーのコーヒードリップパック
びっくりドンキーの店舗でスペシャルティコーヒーのドリップパックも買えます

これは、もはや“ファミレスのコーヒー”ではなく、“専門店のコーヒーが気軽に飲める場所”と認識すべし!

サステナブルって言いたくなる「えこりん村」

えこりん村の牧場

えこりん村」って名前、ちょっとかわいすぎない? と思いつつ行ってみたら、超本格的な体験型エコビレッジでした。ここ実は、びっくりドンキーのチェーン本部、株式会社アレフが運営しているんです。

えこりん村・とまとの森

北海道中部・恵庭市の広大な敷地には、羊たちがのびのび暮らす牧草地や、世界一大きなトマトの木がある「とまとの森」、食べるためのバラを育てるバラ畑など、見どころがてんこ盛り。

えこりん村のグラスフェッドラム

特に興味深いのが「グラスフェッド羊」です。牧草だけで育った羊たちで、肉質や香りが全然違うんだとか。しかも、その羊たちは多いときで日本最大規模の1,000頭以上というスケール感! 広々とした牧場でのんびり草を食べながら過ごす羊の姿に癒やされる〜。

びっくりドンキーでは、ここの羊と同じように牧草だけで育てられたニュージーランドやオーストラリアの牛の肉がハンバーグなどに使われているんだそう。

えこりん村案内図

ちなみに、えこりん村ではBBQやキャンプも楽しめるので、自然を満喫しながらじっくり滞在できますよ。

「びっくりドンキーはハンバーグ屋さん」だけじゃもったいない

びっくりドンキーを運営する株式会社アレフのPR担当・井上龍太郎さん
びっくりドンキーを運営する株式会社アレフのPR担当・井上龍太郎さん

実はこの取材、現場のスタッフの皆さんがみんな熱かった! 豆を仕入れに海外行っちゃう工場長、20年以上ビールを極め続ける職人、アレルギー対応メニューを“売れなくても続ける”と言い切る開発者。

価格は抑えつつ、おいしいものをみんなが楽しめるようにしたいという想いが、原材料から店頭まで一貫して込められているのが伝わってきたんです。

びっくりドンキー小樽運河店
びっくりドンキー小樽運河店

びっくりドンキーって、SNSでは「内装がエモい」「ビールがうまい」「デカ盛りで助かる」とか、いろんな角度で語られてますけど、そのすべてに共通するのが、“ちゃんと考えてる”ってこと。

びっくりドンキーのディッシュ皿のリユース過程

「気軽に楽しめるけど、実はめちゃくちゃ真面目」──それがびっくりドンキーというブランドなのかもしれません。

そして、この熱量、ただのファミレスとあなどるなかれ。今度、びっくりドンキーのお店に行ったら、本気の職人魂が潜むメニューが、より一層味わい深く感じられるはず。

びっくりドンキー小樽運河店のデコレーション
びっくりドンキー小樽運河店のデコレーション

私もこの原稿を書きながら、びっくりドンキーに行きたくて、最寄りの店舗を検索しちゃいましたよ。

あなたの最寄りの店舗はこちら→https://www.bikkuri-donkey.com/shop_search/

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