「ずっと一緒にいたい」エスカレートする女性からの大量LINEに閉口。その理由が意外だった
女性には敬遠されがちなあざとい性格の女性も、男性の目には魅力的に映る場合が少なくありません。同性にはわざとらしい仕草も、男性には素直に受け取られ、愛らしく感じるのではないでしょうか。今回は、そんなあざとい女性に捕まってしまった男性のエピソードです。
飲み会で出会ったあざとい女性
「いかにも同性から嫌われてそうな、カラダ中があざとい成分でできているような女性から猛アプローチされている状況で、ほんっとうに困っています……」
肩を落としながらそう語る、商社勤務の拓也さん(仮名・25歳)。きっかけは、拓也さんが所属する会社のテニスサークルで開催された飲み会でした。
同じサークル所属の中村祐美さん(仮名・23歳)は、同僚の女子からはすでに距離を置かれているものの、いつものように男性相手にあざとい行動を頻発していました。周りの男性陣も徐々にそれが目に付くようになり、スルーされ気味の祐美さん。そんな中、とあるハプニングが起きたそうです。
「祐美さん、飲み会で手を滑らせてしまって、ビールをこぼしちゃったんですね。それで彼女が助けを求めていたんです。なので僕、率先して自分のハンカチを差し出して助けました。まあ、駆けつけてみるとスカートが少し濡れただけなので、あのSOSは大袈裟だったことが後で発覚したんですけどね」
その拓也さんの親切心が、祐美さんの心に炎をつけることとなりました。
お礼LINEに添えられた自撮り写真
「祐美さんを助けた後、すごい嬉しそうな顔をしてLINE交換を求められたんです。そのときは何も考えずに快諾しました。みんなは祐美さんのことを毛嫌いしているようだったけど、僕は特になんとも思っていなかったので……。多分これが、周りから『温和な性格で誰にでも優しいね』って言われる所以だと思います(笑)」
周りの評判通り、卓也さんは優しい笑顔を浮かべながら、当時を振り返ってくれました。
「ただ、後日、彼女からLINEが届いたんですが、ちょっと違和感を感じ始めました。というのも、ビールこぼし事件を助けたことへの丁寧なお礼と共に、祐美さんの自撮り写真も添えられていたんです。とりあえず簡単な返事だけをしましたが、変わった人だなーとその時は思いました」
卓也さんが違和感を感じるということは、よほどその女性に特異な何かがあったのでしょうか。しばらくは様子を見ながら彼女を観察することにしたそう。
毎日の自撮りLINEに疲弊
「それからというもの、まるで彼女かのようなデイリーなLINEメッセージと、さまざまなアングルの自撮り写真が毎日、いや、毎時間送られてくるようになりました」
拓也さんが感じた違和感は当たっていたようです。挙句の果てには「ずっと一緒にいたい」というようなかなりの勘違いトークも送ってくるようになったとのことでした。
「しかし、さすがの僕も祐美さんの返信には億劫になっちゃって、いつの間にか既読スルーしていました。まあ特に気には留めていなかったんですけど、それが原因で後々めんどくさいことになっちゃいましたね……」
大量LINEが送りつけられたワケ
ある日、いつも通り朝から出社すると、拓也さんの会社のロッカーの前に祐美さんが待ち伏せしていました。
「朝から心臓に悪い出来事でした。そもそも、なんで僕のロッカーの場所を知ってるの!?と、思って尋ねようとしましたが、そんな隙もなく祐美さんは僕を見てすぐに、どうして急に相手してくれなくなったの?と涙ぐんだ目をこちらに向けて聞いてきました」
返答に困り果てた拓也さん。逆に、どうしてまるで彼女のように親密なメッセージばかりを大量に送るのかを尋ねることにしました。すると、裕美さん曰く、今まで自分のようなキャラの相手をしてくれたのは拓也さん一人だったから、つい嬉しくなって勝手に燃え上がってしまったとのことだそうです。
優柔不断な返事でまた泥沼に
「僕はここで、これ以上は関わらないでくれ、と、きっぱりと言うべきでした。だけど、面倒くさいことになるのは嫌だし、今まで周囲から相手にされなかった祐美さんに少しだけ同情しちゃってて、きっぱり言えなくて……。結果的に、メッセージは嬉しいが頻度が多いという曖昧な返事をしてしまいました」
一瞬マズイ!と思った拓也さんでしたが、既に後の祭り。案の定、その日以降からは頻度は極端に減ったものの、その分濃厚なLINEメッセージが毎日決まって届くようになってしまいました。
「もうへとへとですよ……(笑)。祐美さんの熱量には全然対応しきれません。リアルに転職を考えています」
<文/ベルクちゃん>