さんま、タモリ…「カタールW杯」熱狂の裏で、有名人らの“クールすぎな発言”6選
連日熱戦が続くサッカーワールドカップ。でもなかには興味のない人たちも。テレビは朝からサッカーばかり。“サッカー見てないなんて信じられない”といった空気から、“サカハラ”(サッカーハラスメント)なんて言葉も生まれてしまいました。
というわけで、ここからは列島の熱狂をクールに見ていた有名人たちの発言を振り返ってみたいと思います。
①「ドイツがよかったんや」明石家さんま
ドイツ戦での勝利を受けて、自身のラジオ番組『ヤングタウン土曜日』(MBSラジオ 11月26日深夜)での発言。ドイツ人指導者の教えを受けた日本サッカーの歴史から、「それでどっかに『勝っちゃいけない』っていう感じも残ってんねん」と心境を語りました。謙虚な気持ちゆえ、日本の勝利を素直に喜べないと説明したのです。
つづけて、日本が決勝トーナメント進出を決めた後の放送(12月3日)でも、「コスタリカには負けてるんですよ。それをお忘れなく」と一言。報道の過熱ぶりを冷ややかに見ている様子がうかがえました。
2002年の日韓ワールドカップ、韓国VSドイツの試合でもドイツ代表を応援したさんまさん。ことあるごとにヨーロッパ強豪国の肩を持つことから、しばしばサッカーファンの間でも賛否両論がありました。
そのスタンスはカタール大会でもブレませんでした。
② 高すぎる意識で炎上 中野区議会議員
明石家さんまさん以上にストレートに日本の勝利を嘆いたのが、中野区議会議員の羽鳥だいすけ氏でした。
事の発端は、カタール国内での人権状況の受け止め。性的少数者の権利や多様性が阻まれているとして、試合前の記念撮影でドイツ代表による口をふさぐパフォーマンスでした。
こうした意識の高さに触れ、<日本とドイツのサッカー協会の差を見せつけられちゃうし、日本代表は勝っちゃうしで、残念というほかない。>とツイートしたところ炎上。人権意識についての指摘にとどめておけばよかったものを、日本代表の勝利を下げてしまったことで逆効果になりました。
その後羽鳥議員は<「日本代表が勝って残念」という言動は間違いでした。申し訳ありません。>と謝罪に追い込まれたのです。政治家もバズらなければならない時代が生んだ悲劇なのかもしれません。