森の中「どこでもドア」みたいに…世界にあふれる「摩訶不思議トイレ」3選
日本全国でどのくらいの公衆トイレがあるのか。……調べてみたのですが、データは見つかりませんでした。ただし「バリアフリートイレ(多目的トイレ)」の数は少なくとも4万5343か所です!
少なくともというのはこのデータ、「みんなでつくろう! 多目的トイレマップ」(運営・株式会社Be-project)というサイトに全国の読者から「ここにある」寄せられた情報を集計したものだからです。
ちなみに日本フランチャイズチェーン協会が発表している全国のコンビニ数は2022年7月時点で5万5914件。バリアフリートイレだけでもそれに近い数があるのです。さてそんな公衆トイレ。海外に目を向けると不思議なものもたくさんあり……。今回は世界の「摩訶不思議トイレ」を紹介します!
不思議度1 「どこでもドア」みたいなトイレ
まるで「どこでもドア」のように大自然の中、ポツンと佇むWCと書かれたドア。
「ううっ、もれそうだ~っ」ってときにこの「どこでもトイレ」のドアを開けると、その先はトイレに早変わり……なんてことはもちろんありません。ドアの向こうは写真のとおり、ただの大自然。
正面から見れば一応ついたてにはなっていますが、横から見れば「丸見え」です。
ハイキングが盛んなオーストリアならでは!
今回のネタは海外在住日本人ライター集団「海外書き人クラブ」のメンバーから集めたものですが、このネタと写真を提供してくれたらオーストリア在住ライターの御影実さんによると、「オーストリアアルプスのハイキングコースで見つけたものです。〈このドアの向こうで用を足しなさい〉というのではなく、〈自然の中、好きなところで用を足してOK〉と伝えるためのものです」。
日本では登山の途中、トイレ以外で排泄するのは特に女性では恥ずかしいですし、また「自然破壊につながるマナー違反」とされていますが、「ハイキングが盛んなオーストリアでは、日本より自然の中で用を足すことは抵抗が少ない印象です」とのことです。