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誠品生活日本橋に「日本と台湾をつなぐ」ストアが開業。おすすめ商品を聞いた

ビジネス

 有隣堂が運営する誠品生活日本橋は、2022年10月17日までの期間限定で日本初のリアル店舗「台湾エクセレンス ポップアップストア」をオープン。それにあたり、8月18日には誠品生活日本橋で開幕記者発表会が行われた。

台湾エクセレンス

開幕記者発表会

 台湾エクセレンスは、1993年に中華民国経済部(日本の経済産業省に相当)が始めた、優れた台湾製品に贈る賞だ。今回のポップアップストアには、その中から代表的な台湾ブランド21社104製品を展示、そのうち91製品が購入できる。

製品を手に取って「良さ」を実感して

 台湾貿易センター東京事務所所長 鄧之誠(とう・しせい)氏は記者会見で「台湾エクセレンスは140名の台湾国際審査員の厳しい審査により選出されたものです。開発・品質・デザイン・マーケティング4つが審査基準となり、優れた商品に贈られます。ポップアップストアでは実際に製品を目で見て、手に取って体験することで良さを実感できるかと思います」と晴れやかな笑顔を見せた。

台湾エクセレンス

鄧之誠(とう・しせい)氏のおすすめは紙のように薄いカメラ。記者会見中に懐から取り出した

 また、台北駐日経済文化代表処 李世丙(り・せいへい)副代表は「台湾製品は国際マーケットでも知名度が高くなり、品質や必要性、デザインにおいて世界の標準を超え、多くの人に愛されています。台湾ブランド21社から104製品が展示販売されているので、ぜひ手にとって体験してもらいたいです」と語る。

台湾エクセレンス

李氏は「コロナ禍で台湾に行けない人たちにも楽しんでもらえたら」と語る

あえてものづくり大国の日本で展示販売するのは勇気がいりました。ですが東京の日本橋から世界へ発信する絶好のチャンスだと思っています。コロナの影響を受けて2〜3年、台湾に行っていないと思いますが、いち早くコロナが終息し、台湾との交流を再会し、さらに前よりも深めていければと思う」(李氏)

台湾と日本の新しい縁を作りたい

 最後に、運営を務める株式会社有隣堂 松信代表取締役社長は「この場所を縁が生じる場所にしたい。日本と台湾の文化交流を実現したい。アジアに向けて情報を発信する基地でありたい。世界に日本橋を紹介する場でありたい、という想いから始まりました」と語りました。

台湾エクセレンス

有隣堂 松信代表取締役社長

「お客様がひとりでも多く台湾製品を体験していただくことで、台湾と日本の交流につながることはもちろん、まだ見えていない新たな縁が生まれるのではないかと思って楽しみにしております」(松信氏)

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