冴えない彼氏が本領発揮!コロナになるまで見えなかった同い年彼氏のホントウの姿
恋愛において大事なのは相手との距離感。コロナ禍ではソーシャルディスタンス、つまり他人との距離感を意識するようになりましたが、それが恋愛にも影響を与えているようです。
「真実って、確かめてみるまでわからないものですね」と語ってくれたのは、コロナ禍になったことで彼氏のホントウに辿り着いたという四宮美来さん(仮名・23歳)。
王道のデートプランに不満がった
さらに美来さんはその出来事について、有名な小説『星の王子さま』に出てくる「かんじんなことは目に見えないんだよ」という一節が身にしみるような体験だったと言います。
「半年前に職場の同僚、康平(仮名・23歳)に告白されて付き合い始めました。でも、どこに出かけてもテンションは低めだし、考えてくれるデートプランは王道な感じで、雑誌に載っているような当たり障りのないもの。だから、私のために真剣に考えてくれているのか疑問でした」
美来さんは、何度も康平さんに「私とのデートは、つまらない?」と聞こうとしたそうですが、勇気が出ずにそのままになっていたのです。そのままズルズルと付き合っていたとき、コロナの感染が拡大。外でのデートができなくなってしまいます。
外出ができなくなり、お家デートに
「職場もリモートになったので、最初はずっとLINEのやり取りだけが続きました。『コロナ禍でデートができなくなったね』と送っても、『そうだね』みたいな感じだったので、このまま連絡の間隔も開いていってリモートが解除される前に自然消滅するかもと思っていたんです」
けれど、違っていました。康平さんから連絡があり、「僕の家でよかったら」と、お家デートに誘ってくれたのです。テンション爆上がりだった美来さんですが、康平さんの家へ行き、大量のボードゲームやゲーム機を目にし、またまたテンションが下がってしまいます。
「自分のデートよりも、こういうことをして遊ぶほうが楽しいのかと、正直イラっとしました。だから、コロナ禍になってデートができなくなっても寂しくなかったんだなと。それでつい、『こういう遊びが好きなんだ?』と、意地悪く聞いてしまいました」