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「日本一大きな池」にびっくり。鳥取の魅力は砂丘だけじゃない

コラム

 鳥取県には砂丘しかないと思っている人、それは間違いです……! あまり知られていませんが、県内には「日本一大きな池」、湖山池があるのです

湖山池

「日本一の池」湖山池。確かにでかい ©︎Scott Mirror

 本記事では、鳥取に縁がある筆者が湖山池にまつわるエピソードと鳥取の魅力について熱弁したいと思います。

2013年には「あざらし」が発見され話題に

 鳥取県鳥取市北部にある湖山池。周辺には四季折々の自然が咲き誇り、周辺を歩きながら自然を満喫できる。

 観光客や地元住民にも親しまれており、夕暮れ時に池に映えるオレンジの湖畔は非常に美しい。湖畔にはテニスコートや、情報プラザ、植物が植えてあるオアシスパークなど見どころも満載。汽水の池ということで、湖山池は一部、日本海に繋がっています。

 2013年3月には湖山池にあざらしが発見されて話題になりました。春の日差しを浴びてのんびりとくつろいでいるところが発見され、全国的な注目を集めることに。

 湖山池で発見されたことから、名前は「コヤちゃん」と命名され、即日特別住民票が鳥取市より発行されました。以降は行方不明となっているのでどこに生息しているかは謎ですが、日本海と目と鼻の先の湖山池ならではの珍出来事と言えるでしょう。

湖山池にある「湖山長者伝説」

水田

画像はイメージです

 湖山池「湖山長者伝説」というものが残されています。かつて、この周辺に「湖山長者」と呼ばれる裕福な長者が住んでいました。長者の屋敷には、1000町歩もの水田があり、1日で田植えを終えることを自慢としていました。

 ある年、田植えの最中に、猿に気を取られてしまったことにより1日で田植えを済ませられませんでした。長者は家宝の黄金の扇子で沈みかけの太陽を呼び戻すことで、無事に田植えを終えることができました。しかし次の日、長者には天罰が下り、田んぼが全て池となったとされています

 こうしてでできたのが湖山池と言われています。鳥取県の公式サイトにも紹介されていますが、あくまで伝説なので本来はきちんとした意味合いがあるのかもしれません。

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