好かれる人には共通点が。誰でもマネできる「イメージ管理法」
なぜかいつも選ばれる人、特に何かあるようには思わないのに周囲から慕われ、可愛いがられている人があなたの周りでもいるのではないでしょうか。人が集まってくる人、魅力的と感じられる人には、1つの共通点があるそうです。
それは、「強さ」と「温かさ」を兼ね備えていること、さらにそのことをうまく演出していることです。言い換えれば、イメージ管理をすれば、誰でも魅力ある人になれるということです。
政府機関、NPO、ノーベル受賞者などを指導するハーバード・ビジネス・スクールの講師が推奨する、人々から敬意と好感を勝ち取り、人を惹きつけて離さない人々の共通点とは? 誰でもできて、知っておくと様々なシーンで得する「イメージ管理法」をご紹介します。
※本記事は書籍『人の心は一瞬でつかめる』(あさ出版)の一部抜粋です。
イメージは「一瞬」で判断される
誰かに出会ったとき、真っ先に目に飛び込んでくるのは、性別、体型、ルックス、年齢といった特徴です。この「ぱっと見の印象」によって、人は相手のイメージを固めます。
人間は、あらゆる外界からの刺激に対して瞬時に反応します。この反応は、ほとんど無意識のうちに行われますが、注目すべきはそのスピードです。判断の正確さはさておき、初対面の人物と出会ったときにも、私たちは一瞬で判断しています。
とりあえず「あの人はこういう人間だ」と決めつけることで、安心して接する(もしくは接しない)ことができるからです。逆に、この決めつけ=ステレオタイプ化をしないとコミュニケーションを進められないのです。
「人物像」と矛盾すると悪印象を与えるかも
厄介なことに、いったん相手の人物像をつくり上げてしまうと、今度はそれと矛盾する事実をなかなか受け入れられなくなります。相手を自分の固定観念に縛りつけてしまうのです。
それどころか、矛盾点を見つけたとたん、その反発から悪い印象を抱いてしまうこともあります。静かな人だと思っていた相手から、ひと言厳しいことを言われただけで、「大人しそうな人だと思っていたのに」と嫌悪感を抱くといった具合です。
つまり、この「一瞬」でどんなイメージを相手に与えることができるかで、評価は大きく変わってくるのです。
性別、体型、ルックス、年齢などといった特徴は、いわば神から与えられた「手札」です。どんな手札を配られたにせよ、それらを存分に生かし、自らの優れた個性をアピールすることはできます。それには、自分がどんな手札をもっているかをきちんと理解しておくことが大切です。