「800円のタン塩すらNG」ケチな20代彼氏に愛想が尽きた瞬間
三浦春馬さんの遺作で話題を呼んだドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』ですが、通常は“金の切れ目”は“恋の始まり”ではなく、“縁の切れ目”ですね。今回は、コロナの影響もあり恋人の激貧ぶりがあらわとなり、破局してしまったという女性に話を聞きました。
広告代理店勤務の飯田亜矢さん(仮名・32歳)は、刺激のない人生に行き詰まり、去年の後半に会社をやめて失業保険をもらいながら、半年ほど海外10か国に滞在していました。
滞在先での彼との出会い
語学留学をし、欧米人との恋愛も夢見ていた彼女ですが、外国人との触れ合いで、自分が好きなのは欧米人ではなく東アジア人だと気付いたといいます。そうして去年の12月に、オーストラリアにワーキングホリデーで滞在していた、フリーランスで日本人のAさん(男性・27歳)と知り合い、付き合うことに。
「オーストラリアは2週間ほど滞在して、ほとんど彼と過ごしてましたね。向こうは夏だから海に出かけたり、南半球のオーストラリアならではの夏のクリスマスを楽しんだり、思えばその時が幸せのピークでした」
その後、今年の年始に亜矢さんは帰国し、また働き始めました。彼とは、しばらく遠恋しつつも、中間地点のタイでデート旅行をしたり、ラブラブだった模様ですが、世界がコロナ禍に巻き込まれ、彼も帰国を余儀なくされ、事態が一変したといいます。
帰国した彼に幻滅した
「日本に帰ってきたら、彼は何の役にも立たない、ただのニートだということが発覚しました」
実家が地方で、貯金も少なかったAさんは、帰国してすぐに亜矢さんの部屋に転がり込み、一人暮らしの部屋を見つけるまでの数か月間、一緒に暮らしていたようです。
「彼は想像以上に貧乏で、オーストラリアでは“外国人に日本語を教える”仕事をしていると言っていましたが、そんなの小遣い程度で、収入のメインは治験のバイトでした。でも日本では健康診断に引っかかって、それすらできず、他の仕事を探そうともせず、『SNSのフォロワーを増やして稼ぐ』というむちゃな夢を追いかけていました」