元レースクイーンが「1日10時間勉強」で宅建に一発合格するまで
グラビアアイドルやレースクイーンとして活躍していた滝沢いおりさん(33)。30歳を機に「手に職を持ちたい」という思いから、国家資格である宅地建物取引士に挑戦しました。不動産業界未経験ながら半年間の猛勉強を経て、一発合格。
現在は不動産に勤務しながら芸能活動を続けており、さらに昨年末からYouTuber「網タイ先生」としても活動。宅地建物取引士になるための勉強法を発信しています。
「10年以上、まともに勉強はしていなかった」と話す彼女が、どのような経緯を経て、宅地建物取引士やYouTuberなどの新しいキャリアを手にすることができたのでしょうか。お話を聞きました。
順風満帆な芸能生活を送っていた
――もともとはレースクイーンやグラビアアイドルとして活動していたんですよね。
滝沢いおりさん(以下、滝沢):会社勤務を経て、25歳のときグラビアアイドルを、28歳のときにレースクイーンを始めました。当時はイメージDVDの撮影では海外に行ったり、レースのシーズン中は毎月、全国各地のサーキットへ行ったりして忙しく働かせてもらっていましたね。
収入も一般的なOLさんくらいはありました。ただ30歳になったとき、この先の将来のことを考えるようになって。
芸能界に入る前に一般企業で働いた経験はあったものの、この先ずっと働ける資格がほしいと思い、国家資格を受けることにしました。
ただ、自分が受けられそうな国家資格は税理士と行政書士と宅地建物取引士しか知らなかったんですよね。その中でも宅地建物取引士が一番合格率が高いことを知り、「がんばれば受かるのでは?」と思い、挑戦することにしました。
勉強が習慣になるまで3か月
――不動産勤務経験もない中で宅地建物取引士に挑戦。勉強はかなり大変だったのではないでしょうか。
滝沢:とりあえず教材を買って勉強してみたのですが、まったくわからなくてビックリしました。このままでは絶対に合格できないと思い、独学は早々に断念。芸能の仕事をセーブして、通学型で学べる専門学校の半年コースを受講することにしました。
勉強すること自体かなり久しぶりだったので、最初は授業に集中することさえ大変で。あと空腹もツラかった(笑)。頭を使うとなぜかお腹が減ってしまうんですよね。よくコンビニでお菓子を買ってから学校に向かっていました。勉強が習慣になるまで3か月ほどかかりました。