「じゃんけん」で最も勝率が高い“手”はどれ?必勝セオリーを専門家に聞く
ネットで大きな話題を集めた、ペプシ「#本田とじゃんけん」キャンペーン(すでに期間は終了)。
サッカー日本代表の本田圭佑選手と1日1回じゃんけんができるのだが、何よりネット上で驚きの声が多く挙がったのが、本田氏の圧倒的なじゃんけんの強さだ。あるニュースサイトでは「勝率99%以上」とも言われている。
だが本当に、じゃんけんに強いも弱いもあるのか? そして必勝法は存在するのか? 気になった編集部は、「日本じゃんけん協会」なる団体の会長、まつもとはるお氏にインタビューを敢行した。じゃんけんを制する者は、人生を制す!?
「じゃんけん協会」とは?
――そもそも、じゃんけん協会とはどのような団体なのですか? 発足のきっかけも知りたいです。
まつもとはるお(以下、まつもと):もともとじゃんけんがすごく好きで、小学校の時にかなりハマっていたんですけれども。
――失礼ながら「じゃんけんにハマる」って珍しいですよね。
まつもと:そうですね。自分がじゃんけんが強いと勘違いしていたので。
――実際、強くはなかった?
まつもと:強くはなかったですね。ただ自分が勝った時の印象が強かっただけで。中学校の時に「それほどでもないな」と気づきまして(笑)。それからじゃんけんと離れた生活を、高校生の時などは送っていたんです。
大学の時に出合った一冊の本で考えが変わる
――じゃんけんなしの生活(笑)。
まつもと:ただ、大学の時に『ジャンケン文明論』という本を読みまして、それでじゃんけんの文化的な側面を知りまして。「じゃんけんには平和な思想が込めれられている」とか。それで「じゃんけん協会に入りたいな」と思ったんですね。
――え、あったんですか?
まつもと:いや、なかったです。でもじゃんけん協会というものが、もちろん日本にあると思っていたので、すぐ作らなきゃと思って作りました。
――どんな活動内容なんですか?
まつもと:主に、集まってとにかくじゃんけんをするものです。じゃんけんをしてくれる人って、意外と、そんなに多くないんですよ。2分ぐらいならやってくれるんですけど、1時間ずっとじゃんけんしようっていうと、かなり嫌な顔をされますので。
でも、協会員とだったら延々としてくれるので、練習にもなりますし。なので主に、じゃんけんをするっていうのが活動内容ですね。