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夏のボーナスNo.1の「ディスコ」はどんな会社?平均支給額と社員の本音

ビジネス

 忘年会など、年末は出費が増える季節。頭の片隅を、冬のボーナスへの期待がよぎるのではないでしょうか。

 そんなとき参考にしたいのは、今年の夏のボーナス。近年、好景気と言われる日本ですが、多くの企業が昨年よりもボーナスを増額していたようです。

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「株式会社ディスコ」ロゴ

 今夏のボーナ支給額1位に輝いた「株式会社ディスコ」とはどのような会社なのでしょうか? 企業の公開情報や社員の声をもとに読み解いていきましょう。

「ディスコ」のボーナス額は?

 日本経済新聞が7月に行った、「あの会社のボーナスは? 2018夏・日経調査」によると、全産業の1人当たり平均税込支給額(加重平均)は6年連続で増え、前年比4.2%増の83万755円でした。

 そんな好景気の中でも、堂々たる1位を獲得したのは株式会社ディスコ(以下、ディスコ)。なんと、270万4990円ものボーナスが出されています。機械メーカーで次点につける、株式会社スター精密のボーナス、155万5173円を大きく突き放しています。

ディスコってどんな会社?

 ディスコは、1937年に広島県呉市に創業された砥石メーカー「第一製砥所」から出発した会社です。現在は東証一部に上場し、従業員数3518人、平均年齢39.3歳(Yahoo!ファイナンス)の大きな企業へと発展しています。

 ディスコの事業は当時とは変化し、半導体・電子部品材料の切断・研削・研磨装置の製造が収益の柱です。

 戦後、元来生産していた砥石で「電力計に用いられる磁石を出来るだけ薄く切断してほしい」という依頼が持ち込まれ、その成功を契機に現在の事業に転換したとか。

 現在、社員の平均年収は966万円(Yahoo!ファイナンス)。またディスコ公式サイトによると、半導体精密加工ツールにおける世界シェアは7~8割と、安定した経営であることが伺えます。

 このような企業を支える社員のモチベーションはどのようなものなのでしょうか?

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