「まずは自分がどう思うか」迷走する男子をLINEの字面で見抜いてくれた女性とは
偶然耳にした会話に揺らぐ心
それからというもの、自問自答を繰り返し悶々とした日々を過ごす隆二さん。そんな中、母親からいつもの何気ないLINEが届いたそうです。
「母には心配を掛けたくないので、何の問題もなくみんなには親切にしているし、感謝もされているよと、近況を報告しました。そして、久々に帰省ができることになったので、そのことについてもメッセージで触れました。まあ、帰省といっても2〜3泊程度のトンボ帰りにはなりますが…。でも、どれだけ短かろうと僕にとってはすごく貴重な時間です」
そんなある日、いつものトイレが混んでいたので別フロアのトイレに入ろうとした隆二さん。すると、中から男性2人の会話が聞こえてきました。「小坂さあ、なんでもノーと言わないのが不思議だ」、「いつか疲れるんじゃね?」と、隆二さんの振る舞いについて否定的な内容だったのです。
「そんな会話を耳にした僕は、入社以来大切にしてきた『誰にでも明るく公平に振る舞う』という信条が揺らぎ始めたのを感じました。本当にこのままでいいのだろうかと考え続け、一気に落ち込みモードに入っちゃいました」