「転職で年収アップ」の考え方はかなりキケン。キャリアで持つべき“2つの視点”
転職先で失敗しない振る舞い方
無事、理想の会社に転職できたとしても、転職先での振る舞いに失敗して、働きづらくなってしまう人もいます。転職後の振る舞いについてもポイントを押さえておきましょう。
転職後に、まずやるべきことは自分を取り巻く環境をしっかりと把握することです。自分に何が求められているか。ともに働くメンバーの構成。そして職場のキーパーソンは誰なのか。状況の把握に努めましょう。
自分の置かれた環境を把握せずに見当違いなことをやってしまうと、せっかく頑張っても空回りして評価されないという悲しい結果になってしまいます。
徐々に関係性を構築していく
転職してからやるべきことにはステップがあることを理解してください。自分のやりたいことや得意なことと、転職先の職場が今、困っていることにはギャップがあるはずです。その場合は、職場への貢献を優先しましょう。特に、最初の3か月~半年はこれを強く意識しておくことです。
しっかりとパフォーマンスを出し、信頼されるようになってから、「実はこれもできるんですよ」と提案するのです。そこでまた貢献していくと、さらに評価されるようになっていきます。
また、仕事をしているなかで「前職ではこうだった……」と思うことがあったとしても、それをいきなり言うのは今の会社を批判しているように聞こえてしまいます。これもまずは自分が力を発揮し、信頼関係ができてきた時に「ちなみに前の会社ではどうやっていたのですか?」と聞かれる関係性を構築することが大事です。
まずは環境やコンディションを把握し、やるべきことの順番を間違えないようにすることが、転職成功の秘訣といえます。