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ゴルフ「ピンから60ヤード離れた」バンカーショットの打ち方/三觜喜一

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 教える側の経験則や主観で語られてきた既存の指導法とは一線を画す論理的なレッスンで、YouTubeチャンネル登録者数40万人とゴルファーから絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。「自身の集大成」と位置付けるゴルフレッスン本『誰も知らなかったゴルフの教科書』が発売された。そんな彼が『週刊SPA!』で1年半に渡って繰り広げてきた“誌上レッスン”をここに公開!

三觜喜一氏(日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級)

三觜喜一氏(日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級)

Lesson64 ピンから50~60ヤード離れたバンカーショットの打ち方

【前回を参照】⇒Lesson63

 ラウンドではグリーンまわりのバンカーからだけでなく、50~60ヤードという中途半端な距離のバンカーショットを強いられることもあります。バンカーから出すだけでなく、ある程度の距離も打たなければならない場面です。

 こんなとき、番手を上げて対処する方法もありますが、トップしてホームランになってしまっては目も当てられません。もっと簡単にしのぐ方法を紹介しましょう。

 使用クラブはサンドウエッジ。グリップエンド側を5cm程度余らせる感じで短く握ります。スタンス幅は広くとらず、足は砂に埋めません。イメージ的にはフルショット時に近いアドレスですが、フェースは目標の右を向くくらい思いきり開いておきます。

最大のポイント「スイング」のコツは?

誰も知らなかったゴルフの真実

 最大のポイントはスイング。トップまでは通常のスイングと同様の動作で構いませんが、ダウンスイング直後から開いていたフェースをスクエアに戻していく動作が求められます。

 いわば、正しいスイングの重要ポイントとして本連載「誰も知らなかったゴルフの真実」で何度か解説してきた“スピネーション”の動作を通常よりもオーバーに入れていくのです

 おさらいしておくと、スピネーションとは両手でシャフトを時計回りに旋回させることで、遠心力によって開こうとするフェースを閉じる動作のことです。

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