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人気AV男優がトップになるためにやった「99%の人がやらない」行為

学び

僕の行動習慣、6つ目は…

しみけん

⑥ 電車の路線図に縛られない
 僕は男優になって早々に原付を買いました。スタジオは辺鄙な場所に多く、行くのにいちばん時間がかからず、移動時間を読みやすいのが原付でした。また、男優が原付を持つことで監督が終電を気にする必要もなくなりました。あのころはお金もなかったですし。

 原付に乗ってわかったのは、電車の路線図に縛られなければいろんな情報が得やすくなるということでした。例えば、夜遅くに仕事が終わったとします。噂のお店や雑誌で見たお店、先輩からの誘いが自宅と反対方向にあった場合、わざわざ終電を逃してまで行きますか?

 ちょっとでもためらったのなら、それは電車に行動範囲を支配されているということです。あと、支配されていなければ満員電車でストレスを溜めて疲れた顔をしなくてもすみます。せっかく男優という自由な職業に就いたのだから、行動に関しても自由を利かせられる環境に自分を置いてあげたかったんです。

 自由とは、選択肢がたくさんあるということ。中古なら5万円で買える原付で、その自由が手に入るのです。2人乗りできるバイクなら人を乗せて送ったりもできるので、楽しさや感謝される頻度も2倍になります。

 さらに、人に話したくなる出来事って終電以降に起こることが多いんですよね。エンタメ界で生きていくならば、終電以降の時間を有効活用するほうがいいと思います。ちなみに「都心に住んでいるから車は必要ない」と言う人に、僕は魅力を感じません。

 車を持つと車を持った人にしか見えない景色が広がり、行動範囲も交友関係も格段に広がります。②で述べたように、成功する人はやってみてから考えます。買ってみて、生活がきつくなれば手放せばいいんです。そして、アウトプット。

<TEXT/AV男優 しみけん>

1979年、千葉県生まれ。男優歴22年、出演作品1万本超、日本のAV業界におけるトップ男優で性の求道者。趣味は、読書、ブレイクダンス、筋トレ、クイズなど多岐にわたり、2005年、東京オープンボディビル選手権大会60kg級で6位、「地下クイズ王決定戦!!」(BSスカパー『BAZOOKA!!!』)では第4回、第5回の地下クイズ王に輝いた。著書に『光り輝くクズでありたい』、『うんこ座りでオトコの悩みの大半は解決する! 』(ともに扶桑社)など。雑誌連載やテレビ出演などマルチに活躍中

AV男優しみけん仕事論0.01 極薄!

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