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「自分の居場所がなくなる!」24歳地下アイドルが入院で感じた恐怖と反省

コラム

応援の声に自分を反省する入院生活

入院

 それでもなかには「早く元気になって、また歌ったり踊ったりしてほしいです」という応援メッセージもあり、心があたたまるとともに、自分のいままでの塩対応などについて反省するキッカケになったのです。また、自分の居場所がなくなることを怖いと感じます。

「身動きが取れない悔しさと、いままで目の前に与えられていた仕事に真面目に向き合えなかった自分を反省するツライ入院生活になりました。与えられた地下アイドルの仕事を一生懸命やるか、真剣に向き合えないなら違う仕事をするべきだったと気づいたんです」

 河合さんは入院期間を利用し、ファン一人ひとりと向き合い、DMのやり取りをしたのだとか。そして、ファンがどれだけ真剣に応援してくれていたかを知り、もう一度、地下アイドルとして本気で活動してみようと決意します。

仕事への取り組み方を考えるキッカケに

「入院しているあいだも、誰ひとりとして地下アイドルの私に気づいてくれる人はいなかったし、いままでも退院後も、常連のファン以外からは街で声をかけられたこともありません。10代前半や半ばの地下アイドルも多いなか不安もありますが、もう少し頑張ってみるつもりです」

 そして、もしも30歳までに女優やアイドルになれなかったときには、マネージャーなど、「芸能人を裏方で支える仕事をしたい」と言います。

 河合さんの場合は入院をキッカケに、仕事への取り組み方や将来についてあらためて考え、軌道修正することができました。ただ、そういったチャンスがタイミングよく訪れるとは限りません。恵まれた状況だったと実感できたときには、すでに遅かったという状況にならないよう、いまの自分や環境をよく知り、将来のことについても考えておきましょう

<TEXT/山内良子 イラスト/zzz(ズズズ)>

-[ケガ・病気でツラかった話]-

フリーライター。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意です

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