透明ドリンク、ブームでも「買わない理由」とは?認知度は高いのに…
ミルクティー、コーラ、ノンアルビールなど、つぎつぎと新しいフレーバーの「透明飲料」が発売されています。
株式会社マクロミルはこれらの透明飲料について消費者がどのような印象を持っているのか、全国の20~69歳の男女1000名を対象に調査を実施しました。
透明飲料の認知度は8割超え
透明飲料を「知っている」と回答した人は82%と、認知度は非常に高いことがわかりました。お店にあると目を引きますし、テレビCMなどでも盛んに放送されていることが功を奏しているのでしょう。
また、透明飲料を知っていると回答した人に、購入と飲用の経験について聞いてみると、認知者のうちの飲用経験率は半数を超える61%という結果に。
ただ「知ってはいるけど飲んだことがない」という人も4割弱と、一定数いるようですね。
多くの人が「機能性」より「興味」で購入
透明飲料の購入経験者に、なぜ買ったのか聞いてみると、もっとも多かった回答は、「一度試してみたかったから」(54.2%)でした。次いで「珍しい商品だったから」、「新商品だったから」と続いたことから、興味から購入した人がかなり多いようです。
一方、「カロリーが低い(低そう)だったから」、「色つきの飲料より、健康に良さそうだから」、「歯に着色しなさそうだから」、「職場や学校でも気にせず飲めるから」などの透明飲料ならではの「機能性」を購入理由にあげた人は1割以下と、かなり少数になりました。
もっとも飲まれている透明飲料は……
透明飲料の飲用経験者に、飲んだことがある透明飲料を聞いたところ、上位から「炭酸飲料系」(59.6%)、「紅茶系」(47.5%)、「コーヒー・ラテ」(25.4%)と続きました。
調査期間の数日前(2018年6月25日)に発売された「発泡酒」は、すでに5%が飲んだと回答。人々の関心度の高さが伺えます。
また、今後(も)飲みたい透明飲料においても、「炭酸飲料系」(41.2%)、「紅茶系」(30.2%)が人気でした。
一方で、「特になし」が36.6%だったことから、飲用経験者のなかにはリピート購入には至らなそうな人も一定数いました。「物珍しさに買って飲んでみたけど、もういいかな……」という人も多いようですね。