片づけられない20代が「快適な部屋作り」をイケアに聞いた。予算3万円でスッキリ
「壁収納」で床の荷物もスッキリ
また、家具だけでなく、「有孔ボード」という壁に設置できる収納アイテムも購入しました。この有孔ボードの利点は大きく2点。壁を使うので「場所を選ばない」ところと、ボードにフックを掛けれる穴がたくさん空いているので「柔軟に収納を増やせる」ところです。壁面にネジ穴を開けずに設置することもできるので、気兼ねなく使えます。
部屋の動線も意識してアドバイス
整った部屋づくりのコツは、まず部屋の方向性を「おしゃれにしたい、モダンにしたい、ホテルっぽくしたい」など、大まかに決めること。そこから想定するイメージに沿って、家具やどこに配置するかなどを決め、部屋全体の総合的な雰囲気をシュミレーションしていきます。
「『インテリアプランニングサービス』に寄せられる相談内容は幅広いです。例えば、20~30代の一人暮らしの男性の場合ですと、『そもそも家具を選ぶのが面倒だから、代わりに選んでほしい』『女性受けする部屋にしたい』といった相談が多いです」(平光さん)
個人的には、3Dで表示された部屋に希望する家具を置いて、シミュレーションできるのが面白かったです。家具を置いた部屋全体の雰囲気がイメージしやすいだけでなく、家具のサイズ感やどれぐらいスペースが残るのかも把握しやすいと思いました。
また「玄関から入ってきて窓まで目線が開けているか」「コンセントやテレビ線はどこにあるのか」「生活する上で目線が低くなっていないか」。こうした部屋の動線も考慮してアドバイスしてくれたため、購入後の後悔もありませんでした。
実生活で違和感なく過ごせるよう、配慮してくれるところも嬉しいポイント。1人で部屋の模様替えをするには、腰が重いと感じる人も多いはず。コロナ禍で在宅時間も多いなか、日常を快適にする一環として試してみるのも良いかもしれません。
<取材・文/佐藤隼秀>