仕事に“モーレツに集中できる人”がやってる「タスクメモ」の中身
「さまざまな経験を積み、より良いキャリアを築いていきたい」ーー。若手社会人であれば多くの人が願うことではないでしょうか。
放送作家、経営者、投資家、脳科学者など、さまざまな肩書きを持ち、『自分のやりたいことを全部最速でかなえるメソッド 高速仕事術』(アスコム刊)の著者でもある上岡正明氏。
いったいどうしたら短期間で多くのキャリア形成を成し遂げられるのか? 上岡氏が仕事術のエッセンスを紹介します(以下、上岡正明氏の寄稿)。
これからの時代に求められるのは「個の力」
2020年に始まったコロナショックは、私たちの働き方に大きな変化をもたらしました。企業が解体され、「個の力」が重視され始めた今、新しいスキルを身に付けてキャリアを築こうとしている人にとっては、むしろチャンス到来です。アフターコロナの時代をサバイブできるかどうかは、「個の力」をいかに伸ばせるかにかかっています。
そうはいっても、日々の仕事に追われ、自分を成長させる時間を取れないという人が大多数でしょう。
私から、そんな皆さんに「個の力」を伸ばすための武器、「高速仕事術」を提供します。経験の有無など関係ありません。年齢も関係ありません。ずっと劣等感を抱いてここまで来たという人も、大丈夫、間に合います。
脳科学をもとに最大の効果を引き出す
「高速仕事術」とは、脳科学を徹底活用し、人間の特性に合わせて、最大の効果を出せるようにする方法です。脳の特性を理解し、脳のパワーが最大化する方法を知れば、どなたでも仕事のパフォーマンスをアップさせることができます。
高速仕事術には、従来の働き方とは大きく違う点が2つあります。1つめの相違点は、「1つのことにフォーカスする(焦点を当てる)」働き方だということです。2つめは、「『インプットとアウトプットと改善』を高速でサイクルさせる」という点です。この2つは高速仕事術のキモと言えます。
まずは1つめのキモ、「フォーカスする」とはどういうことか、どうすればフォーカスできるのかについてお話してみたいと思います。