パソコンすらない…“時代錯誤すぎる”転職先に呆れた、28歳エンジニアの告白
業務内容がコロコロ変わる
さらに、ネットで売る商品の数は驚くほど少なく、サイトの規模自体もかなり小さかったという。
「そのため、僕自身の業務は入社して1か月半足らずで終わってしまったんです。すると今度は別の仕事を振られたのですが、これがまた全然違う業務内容でした。
ネットショップのチラシをポスティングしてこいと指示されたので、『僕、サイト運営で入社したんですが……』と言うと『嘉山くんは会社のために働こうとは思わないんだね』と嫌味を言われました。
最終的には、サイトの顧客を捕まえたいから卸し先の営業に行って来いとまで言われるようになって。それこそ僕にWeb広告でも作らせればいいのに、『御用聞き営業が一番イイに決まっている』と言われましたね」
何とも時代錯誤な会社の方針に呆れた嘉山さんは、2か月間の試用期間のみで退社を決意したという。再びフリーターに戻ってしまったが、コロナ禍での就活や転職活動で、似たような事態になる人が出ないよう祈っているという。
<取材・文/結城>