投資でつまずく罠「欲望」を抑える

「特に、金融商品の値動きを示したローソク足チャートというグラフは、まさにその日の金融商品の気分の上下動を表したものです」

福島氏の著書ではさまざまなチャート分析の道具をマンガで紹介（マンガ／なかがわみか）

「投資は確かに大切な資産を失ってしまうかもしれないリスクがあり、誰もが億万長者になれるわけではありません。『なにがなんでもお金儲けしたい』という欲望だけで取引していると必ず負けるといってもいいでしょう。

　でも、値動きの中に反映された人間の心理や人間の行動の規則性や周期などに興味がある人、あるいは具体的には他人の話に耳を傾けたり、気配りができたり、他人の気持ちが分かる人ならきっと成功するはず。そのために必要な道具がローソク足チャートを初めとしたチャート分析、テクニカル分析と呼ばれる指標なのです」

　投資をするなら、やはり過去の値動きから未来を予測する「チャート分析」を知っておいたほうが断然、有利。もしコロナで減ってしまった給料以上に投資で利益を出したい人は、覚えておいて損はないでしょう。

＜TEXT／bizSPA!フレッシュ投資部＞