「自宅カラオケ」がStickひとつで歌い放題。人気のワケを取材した
Amazonで買える「Fire TV」をテレビにつないで各種動画サブスクを楽しんでいる人は多いのではないでしょうか。かく言う私もそのうちの1人です。
「Fire TV」とは3cm×8cmほどの小さなStick(4980円~)で、テレビのHDMI端子に差し込むだけで、AmazonプライムビデオからNetflix、Huluなど加入しているサービスがテレビで再生できるわけです。
先日、いつものように晩酌しながらザッピングしていると、ふと気になる広告が表示されました。
「FireTVで歌い放題」
多いときには毎週末“ひとりカラオケ”に繰り出す私にとって、「歌い放題」というのは甘美な響きです。また家でカラオケを楽しむ機材といえば、レーザーディスクを使用した大掛かりな設備、分厚い歌本を想像していたので、「Fire TV」があれば完結するというのも、魅力的に思えました。
そこで今回はカラオケ@DAM担当者、関森英雄さんに「家庭用カラオケ」について気になる点を伺ってみました。
ユーザーは着実に増えている
――私が広告を見かけた「Firestick TV」で御社のサービスを利用する人は増えているのでしょうか?
関森英雄(以下関森):「カラオケ@DAM for Fire TV」は2019年の11月にサービスを開始しましたが、12月に大幅に伸びております。立ち上がり時期だったこと、年末年始のカラオケ需要が大きくなる時期だったこと、「Fire TV」ユーザーの需要に合致したサービスだったことが要因かと思われます。
――そもそも「家庭用カラオケ」のユーザー自体は増えているのでしょうか?
関森:はい、着実に増えております。マーケット全体の伸長率についてはわかりかねるのですが、当社サービスに限ってですと、PC、ゲーム機、スマホ、テレビと対応機器が増えるたびにユーザーが増加しています。
オーディション参加サービスも
――スマホにも対応していたんですね! カラオケボックスにある機材との違いはありますか?
関森:ご利用者様の感覚でいいますと、業務用専用機(と設置環境:大画面モニターやスピーカーなども含めて)のカラオケの音や映像のクオリティやコンテンツ内容は高く、オーディション参加などサービスも多彩です。
また、思いっきり大声で歌える環境、飲食などの要素も付加すると、業務用専用機(の設置されたお店)でのカラオケはレジャーやアミューズメントとして利用する価値が高いと思われます。一方、家庭用は新たに機器を揃えることなくお手持ちの機器で、手軽にカラオケをお楽しみいただけるところが魅力かと思います。