二日酔い予防にはターメリック?ズボラ向け“スパイス活用”生活
ついつい飲み過ぎた翌日、二日酔いでベッドの上で、のたうち回った経験がある人も多いはず。
ある日、飲み会の前に小さじ一杯程度舐めておくと、次の日に酒が残りにくくなると行きつけのカレー屋の店主に聞き、筆者はターメリックの小瓶を持ち歩くようになりました。効果はてきめん、二日酔いで苦しむことが少なくなった気がします。
そこで気になったのは、ターメリック、クミン、コリアンダーなど、日常的に見かける機会も多いスパイスはそれぞれどんな効能があるのか。
今回はインド料理から“お家カレー”まで精通する次世代のカレー研究家、スパイシー丸山さんに気になることをまとめてぶつけてみました。
ターメリックには肝臓の解毒作用が
――ターメリック、クミン、コリアンダーなど、日常的に見かける機会も多いスパイスにはどんな効果があるんでしょう?
スパイシー丸山(以下、丸山):ターメリックには、抗酸化作用による美肌効果、抗炎症作用による筋肉痛などの緩和、肝臓の解毒作用をアップさせる効果が。クミンは消化促進効果、風邪の諸症状を和らげる効果、記憶力を向上させる効果。そしてコリアンダーはコレステロールレベルを下げる効果、免疫力を高める効果、鎮静作用により寝つきがよくなる効果があるとそれぞれ言われています。
――そもそもガラムマサラやカレー粉ってどういう調味料なんですか?
丸山:どちらも複数のスパイスを混ぜたミックススパイスです。ガラムマサラは4~7種程度のスパイスで作りますが、カレー粉は20~30種類のスパイスを使います。
一番の違いはカレー粉は熟成させてようやく完成するところ。ガラムマサラは熟成の必要がありません。ガラムマサラは作りたてがベストですが、カレー粉はそうではありません。